代官山と千駄ヶ谷に2017年12月にオープンした日本茶スタンドカフェ『八屋(はちや)』に行ってみました。
『現代における日本茶の新しい楽しみ方を提案する』がコンセプトの日本茶が楽しめるお店です。
行ってみたのは千駄ヶ谷店。
お店の外観は、白が基調でシンプル。清潔感のある雰囲気です。
『八屋』というお店の名は、茶摘の「八十八夜」が由来になっているようです。
店内に入って、まず目に入ったのが葛飾北斎の波絵のような壁紙。ちょっと斬新〜。
お店は広くありませんが、明るく、和モダンな雰囲気です。
日本茶のいい焙煎香が漂っているのかとおもったら、意外と無臭・・・。
スタンドカフェのスタイルなので、5、6人用のカウンターがありますが、店内には座って飲める場所はありません。(そとにはベンチがあります。)
こだわりを感じる日本茶カフェ
厨房も開放的。店内からよく見えるので、作っている様子もみることができます。
もしかして、茶筒は京都「開化堂」の茶筒でしょうか。
味のある銅の「やかん」がならんでるな〜と思って、後から調べてみると、新潟県燕市で200年つづく老舗銅器の玉川堂(ぎょくせんどう)の「湯沸かし」。
金鎚で打ち起こしながら、器を作る玉川堂の鎚起銅器(ついきどうき)で新潟県の無形文化財にも指定されています。
茶器だけでも、ちょっとこだわりを感じますね。
早速、メニューを見てみると、
飲み物は、緑茶(ホット、アイス)、炭酸の緑茶、緑茶のラテとスムージー。
甘いものは、あんみつ、ソフトクリーム、大福や、かりんとうなどがある様子。
緑茶は5種類ありました、主に静岡と奈良の茶葉です。
・カネ十特選煎茶(静岡)
・井ノ倉気宇(かぶせ茶)(奈良)
・柚子煎茶(静岡)
・ほうじ茶
・玄米茶(奈良)
注文してみたのは、シンプルに煎茶をひとつと、緑茶の風味が難しそうな緑茶の炭酸。
・ホットの煎茶「井ノ倉 気宇」 450円
・果実炭酸冷茶 700円
八屋メニュー(千駄ヶ谷)
http://8ya.jp/menu
ひとつひとつ注文が入ってから作っているようで、抹茶ラテは、その場で茶筅で点てた抹茶を使っていました。
かなり、丁寧に作っているな〜という印象です。
その分、スタンドカフェですが、注文からできるまでに少し時間がかかりました。
かぶせ茶「井ノ倉 気宇」
かぶせ茶「井ノ倉 気宇(きう)」は、大和茶の産地である奈良県の「月ヶ瀬」にある井ノ倉農園のお茶です。
水色がとてもきれいな若草色、爽やかな新鮮香がするお茶ですね。
苦みはすくなく、かぶせ茶ですが、さっぱりした印象でおいしい。
朝や気分を変えたい時によさそうです。
井ノ倉 気宇
http://www.inokura.co.jp/our-teas/kiu/
煎茶ジュレ入り「果実炭酸冷茶」
つづいて、「果実炭酸冷茶」。
明るい緑をした冷茶炭酸にスライスした苺とレモン、ザクロの実が入っていてインスタ映えするビジュアル。
ザクロの実が入っているのはちょっと珍しい。
味わってみると、まず、爽やかなフルーツの酸味と甘みのあるフルーツ水の炭酸という感じ。
後味には、ほのかですが煎茶の風味もちゃんとしてより爽やかな味。
底にストローを向けると、煎茶のジュレとザクロの実の粒がいっしょに入ってきて食感も楽しめますね。
ザクロの実の種が気になりますが、種はいっしょに食べてしてまってOK!
700円とそれなりのお値段はしますが、ちゃんと煎茶も味わえる炭酸冷茶です。
日本茶のスタンドカフェ『八屋』。
お茶好きとしては、このような日本茶が気軽に飲めるお店がもっとたくさん増えればいいのに! と思える日本茶カフェでした。
次は、抹茶ラテ、ほうじ茶スムージーが飲んでみた〜い。
今日もお茶で愉しい、一日を。
千駄ヶ谷店
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-1-8
開店時間:9:00 – 19:00
定休日:土日祝日
代官山店
渋谷区恵比寿西1-16-9
開店時間:9:00 – 19:00
年中無休
今日もお茶で愉しい、一日を。