【京都で抹茶】皇室ゆかりの泉涌寺「雲龍院」で抹茶を楽しむ。

京都東山区の「雲龍院(うんりゅういん)」。
真言宗泉涌寺(せんにゅうじ)の山内の塔頭(たっちゅう)の一つで一番奥にある皇室ゆかりのお寺です。
塔頭(たっちゅう)とは小寺、小院のこと。

JR奈良線、東福寺駅から、泉涌寺総門を通り、泉涌寺を左手に見ながらさらに奥にすすんでいくと雲龍院(うんりゅういん)があります。

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門をくぐって石畳を奥に進みます。

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皇室ゆかりだけあって、瓦には皇室の菊のご紋が。

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雲龍院の中は広く、書院は5つ

つきあたりを右にいくと玄関。上がったところが受付です。

雲龍院の拝観料は、400円。
お抹茶が別料金で、500円。

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雲龍院だけあって、正面には大きな「雲龍図」の襖絵が置かれています。

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受付のすぐ前にある書院「れんげの間」に入ります。
部屋には座布団が一つおいてあります。そこに座り、障子の4つのガラスから外を見ると、左から椿、燈籠、楓、松の4つの違う景色が切り取られて見える「しきしの景色」が楽しめます。みなさん代わるがわる座布団に座っては「ほんとだ〜」とつぶやきながら眺めていました。

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雲龍院は、広くて書院が5つもあります。
受付から左の奥に廊下を進むと書院が2つあります。「月窓の間」と「悟りの間」。

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悟りの間」に入ると丸窓がありました。

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丸い窓は、禅の世界で「悟り」を表現しているようです。
JR東海のCM「そうだ京都、行こう」の中でも紹介されていますよ。

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入り口がら右の方に回り込むと、薬師如来三尊像が安置されている本堂があります。
雲龍院は、「写経のお寺」としても有名。現存する最古の写経道場で、訪ねた日も中で写経している方がいました。

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徳川慶喜が寄進した灯籠。元々ここにはなかったのですが、幕末に薩摩藩が放り投げたものをここに住職がこっそり運ばせたとか・・・。
砂でつくられた菊の紋の真ん中に建っていて、まるで宇宙とでも交信しているかのようなちょっと不思議な雰囲気が漂っています。しかしどうやって砂で紋を作っているのか見てみたい。

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お抹茶は貴人台(きじんだい)といっしょに

お抹茶は「大輪の間」という大広間でいただくことにしました。お抹茶は5つの書院のどこでもいただけます。

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「大輪の間」は庭園がよく見渡せる部屋です。
入ってすぐの左側には大石内蔵助の書「龍淵」もありました。

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庭園を堪能しているとお抹茶とお茶菓子がきました。

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お抹茶は、貴人台(きじんだい)にのせて出てきました。貴人台は、身分の高い人にお茶を出すときにつかう木製の台です。お抹茶のいただけるお寺で貴人台が使われるているのはめずらしいかも。

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お茶菓子は生菓子で、餡を包んだわらび餅です。
茶菓子 「皇月(こうげつ)」 の菓子。お茶菓子に生菓子がでてくるのもめずらしいです。

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泉涌寺を訪ねたあとは、皇室ゆかりの雲龍院で抹茶をいかがでしょうか。

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雲龍院へのアクセスマップ、拝観時間、拝観料、お抹茶代

拝観時間 9:00~17:00 ※春・秋夜間ライトアップ
休館日 無休
拝観料 一般: 400円
お抹茶 500円
お寺のURL http://www.unryuin.jp/
住所 京都市東山区泉涌寺山内町36
備考 御寺泉涌寺別院。庭園を囲むように位置する五つの間で抹茶をいただけます。

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