【京都で抹茶】ねねゆかりの高台寺「圓徳院」で抹茶と庭園を楽しむ。

京都東山区にある「圓徳院(えんとくいん)」。
祇園が近い高台寺の塔頭(たっちゅう)の一つで豊臣秀吉の妻・北政所「ねね」さんが秀吉の没後、亡くなるまで19年間過ごしたお寺です。

その圓徳院(えんとくいん)でお抹茶がいただけます。

高台寺の入り口と通りをはさんで向かいに圓徳院の長屋門がります。門を入ると受付があります。

圓徳院の拝観料は、500円。
お抹茶は別料金で、500円。

※拝観料は、高台寺との共通券にすると少し安くなるようです。

re_141021_601

当時が再現された展示物もあり資料館のよう

受付を済ませて、曲線の唐破風(からはふ)がある唐門をくぐって中に入ります。

re_141021_603 re_141021_602

よく手入れのされた庭を進むと方丈が見えました、出口は別の場所なので脱いだ靴は持って中に。

re_141021_605

方丈の前にあるのが「南庭」。石庭がとても美しい庭園。

re_141021_606

方丈の中は、桃山時代の花鳥月や松竹梅の豪華な金の襖絵があり、当時のお正月の様子も再現されていて小資料館のような感じ。

re_141021_607

お抹茶は「北庭」で

方丈とは反対側には国の名勝にもなっている「北庭」があります。
伏見城の北政所御殿の庭をここに移設したもので、桃山時代を代表する庭園。当時そのままだそうですよ。

re_141021_610

庭園は枯山水。伏見城にあったときは池に水があったとか。

re_141021_611

大きな石は、秀吉が大名に献上させた石だそうです。
賢庭(けんてい)」という石組みの名手で天下一といわれた方が作った庭。石の数がすごくて、これまとめるの大変だったのだろうな〜という感じ。

re_141021_614

茶室のそばには「檜垣の手水鉢(ひがきのちょうずばち)」。1,500円のお抹茶券だとこの茶室でお点前を頂けます。
「秀吉公ゆかりの神仏への献茶点前」 1,500円(記念扇子つき)。

re_141021_612

青い毛氈の上に座って枯山水の庭園を見ていると、着物の女性がお抹茶とお茶菓子を持ってきました。お寺でのお抹茶で着物の方ははじめて。

re_141021_621

茶碗は手とへらだけで成形した「楽茶碗」、歴代の住職の方が作った茶碗だとか。抹茶は祇園辻利の抹茶を使っているそうです。

re_141021_620

お茶菓子は、金箔がのった「きんつば」。
形も秀吉の馬印「千成瓢箪(せんなりびょうたん)」がイメージされています。

re_141021_618

ここには当時、多くの大名や僧、茶人が北政所「ねね」さんをしたって訪れたそうです。色々と悩みを聞いてもらったのかもしれませんね。

400年前の超セレブサロン「圓徳院(いんとくいん)」でお抹茶と庭園を楽しんでみてはいかがでしょうか。

re_141021_622
拝観時間 10:00~17:00
休館日 不定休 (法要による臨時休あり)
拝観料 一般: 500円
お抹茶 500円
お寺のURL http://www.kodaiji.com/entoku-in/idx.shtml
住所 京都市東山区高台寺下河原町530
備考 高台寺の塔頭(たっちゅう)。北政所ねねの終焉の地。
【庭園】池泉回遊式で枯山水。名勝庭園指定の北庭の脇に立つ茶室でお抹茶をいただけます。

【京都で抹茶!】お抹茶をいただける京都のお寺 33選

2018年4月18日

「圓徳院」と同じ東山区でお抹茶と庭園を楽しめるお寺

【京都で抹茶】泉涌寺「来迎院(らいごういん)」で抹茶を楽しむ。

2016年11月8日

【京都で抹茶】皇室ゆかりの泉涌寺「雲龍院」で抹茶を楽しむ。

2016年11月7日

【京都で抹茶】芬陀院(ふんだいん)で抹茶と雪舟の庭園を楽しむ。

2016年11月7日

【京都で抹茶】「長楽寺(ちょうらくじ)」で抹茶を楽しむ。

2016年10月25日

【京都で抹茶】「青蓮院(しょうれんいん)」で抹茶と庭園を楽しむ。

2016年10月24日
スポンサーリンク