【京都で抹茶】芬陀院(ふんだいん)で抹茶と雪舟の庭園を楽しむ。

京都東山区にある「芬陀院(ふんだいん)」。

臨済宗の東福寺の塔頭。中には25もの小院「塔頭(たっちゅう)」があります。
芬陀院(ふんだいん)は、東福寺の塔頭(たっちゅう)の一つで関白一条家の菩提寺。室町時代の水墨画家「雪舟」の作った庭園があるので「雪舟寺」とも呼ばれています。

その芬陀院(ふんだいん)でお抹茶がいただけます。

JR奈良線の東福寺駅から歩き北門から東福寺に入ります。しばらく歩き東福寺の三名橋の一つ「臥雲橋(がうんきょう)」渡ると左側に通天橋がみえました。

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橋を抜けて進むと参道には楓の木が多く、秋のシーズンは紅葉がきれいなはず。

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向かいの石垣も蒼々していて歩いていても気持ちがいいです。

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日下門のところを右に曲がると芬陀院(ふんだいん)の門があります。

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御門には「雪舟寺」「雪舟庭園」と表札がでています。

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門をくぐり境内に。杉苔がきれい。

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受付につくと和尚さんがでてこられたので拝観料を渡してお抹茶をお願いしました。

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訪ねたのが平日の午前中だったためか貸し切り状態。畳には座布団が置いてあって庭園がゆっくり観れるようになっています。

芬陀院の拝観料は、300円。
抹茶は、別料金で、600円!

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緊張感のある静寂の空間というよりは、とても明るく気持ちがいい。ちょっと近所のお寺にきたような親しみやすい空間です。

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座布団に座ると、目の前には雪舟作の「鶴亀の庭」が。枯山水の蓬莱式(ほうらいしき)庭園です。なんと日本最古の枯山水の庭園のひとつです。

蓬莱式庭園」とは、不老不死を願った想像上の景色。鶴や亀の形をした島で構成されています。
他には、極楽浄土までの想像上の情景を表した「浄土式庭園」。実際の景色を模写した「縮景式庭園」があります。

右が「亀」、左が「鶴」。亀はよくわかりますね。

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奥にいくと茶室もあります。

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丸窓と窓に切り取られた庭園は美しくて、ひたすら写真を撮りたくなります。

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座布団のところに戻って庭園を観ていると、お抹茶とお茶菓子がでてきました。

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お茶菓子は、中に餡がはさんである薄い煎餅。
京都左京区の京菓子「亀屋良永(かめやよしなが)」の芬陀院オリジナル「雪舟」。

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煎餅の絵は、雪舟の水墨画かな・・・。

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画家「雪舟」が石組で描いた「亀」。その夜、和尚(おしょう)が障子から庭をみると石組みの亀が手足を動かしていたとか・・・。
暖かい日向にある座布団の上でお抹茶をいただきながら、のんびり雪舟さんの庭を眺めているとそんな様にも見えたりして。

静かで居心地のいい芬陀院(ふんだいん)でお抹茶と「鶴亀の庭」を堪能してはいかがでしょうか。

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拝観時間 12~2月 9:00~16:00 / 3~11月 9:00~17:00
休館日 無休
拝観料 一般: 300円
お抹茶 600円
お寺のURL なし ※参考:https://kyoto-design.jp/spot/2831
住所 京都市東山区本町15丁目803東福寺山内
備考 東福寺搭頭(たっちゅう)。【庭園】鶴亀の庭:雪舟作の禅院枯山水の庭。「雪舟寺」としても有名。お菓子は「亀屋良永」の雪舟。

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