【新潟でお茶巡り】古町糀製造所で『抹茶の糀ドリンク』自然な甘みで栄養満点!

米どころ新潟県にある『古町糀製造所(ふるまちこうじせいぞうしょ)』に行ってきました。
本店は新潟市上古町商店街にありますが、今回訪れたのは、沼垂地区にある蔵座敷店

その名の通り、蔵の中にお店があります。味噌・漬物醸造の「峰村醸造」が大正時代初期に建てた蔵をリノベーションして2014年に開業。隣の蔵にはその峰村醸造の直売店もあり、「古町糀製造所」の商品も購入できます。

左側の黒塀の蔵が「古町糀製造所」、右側の”醸す”の暖簾がかかった蔵が「峰村醸造」。

『古町糀製造所』とは

「古町糀製造所」は2009年創業、新潟市・上古町商店街に本店を構える糀専門店
銀座でおむすび屋を営んでいる時に、食材の勉強のために訪れた新潟の蔵で出逢った”糀(こうじ)”。その素晴らしさに感銘を受け、その魅力を多くの人に伝えたいという想いから開店。糀ドリンクをはじめ、糀スイーツや糀ハンドクリームなど糀を使用した商品がいろいろ。

「糀」とは、味噌や味醂、日本酒など発酵食に欠かせない素材で、蒸したお米や大豆、麦に麹(糀)菌を繁殖させたもの。原料のお米と糀によって糖化が起きることで、甘みだけでなく、必須アミノ酸やビタミンなどからだに大切な栄養素がバランスよく生み出され、その栄養価の高さは点滴にも匹敵するといわれています。

発売当時、甘酒というと、酒粕に砂糖を加えたアルコールが含まれるタイプの方が一般的。糀とお米だけで作られたアルコールを含まないタイプの甘酒を販売するにあたって、”酒”という言葉が入っているために誤解されやすい甘酒のイメージを変えるため、糀を使った甘酒のことを「糀」と名付けたそうです。ノンアルコールなので赤ちゃんからお年寄りまで誰でも飲めるんです。

蔵座敷店の蔵の中に入ると、まず広〜い注文カウンターが目の前に。白壁に”糀”の字が印象的。

メニューには、糀ドリンクの他に、この店舗限定!お隣の峰村醸造さんの味噌スイーツも並んでいます。

カウンターを抜けると、テーブル席とカウンター席がいくつか。白い壁と木目調のモダンな店内は思いの外明るくて、居心地よさそうです。

席から、注文カウンターの方に向かって見た店内。ゆったりした造りがいいですね。

糀ドリンク『糀・抹茶』と『味噌ソフトクリーム』の感想

今回注文したのは、糀ドリンクの「糀・抹茶(410円)」と「味噌ソフトクリーム(380円)」。

糀・抹茶』の見ためは、冷やし抹茶のよう。抹茶のいい香りもします。器の柄もかわいい。

ひとくち飲んでみると、コクのある冷やし抹茶な味わい。優しい甘みもあって、飲み進めていくと、抹茶風味の中に糀の風味もほんのり感じられて、美味しい!

抹茶の苦みは強く感じないので何か甘みを足しているのかと思ったら、抹茶粉を溶いて作ったお抹茶と”糀”を混ぜただけで、砂糖やガムシロなどの甘みは一切入れてないとのこと。糀のコクのある自然な甘みにビックリ!です。

味噌ソフトクリーム』はお味噌の色がうっすらと。
お味噌の風味がほんのりとして、甘じょっぱい塩キャラメルのような味わいで、コクがあってこれも美味しいです。

峰村醸造とは

ひとやすみした後は、お隣の峰村醸造さんの直売店の蔵へ。
発酵の街」沼垂地区で、明治38年江戸時代建立の酒蔵で創業。長年培われた醗酵・醸造の技術と経験を活用し、味噌・味噌漬だけでなく、出汁、酢等の発酵・醸造から生まれる調味料も販売されています。

こちらは、天井が高く、蔵の中の雰囲気が存分に感じられます。
お店に入ると、店員さんの試食の案内や商品の説明がとてもソフトでおもてなし上手。季節限定など4〜5種類の糀の試飲に、漬物・お茶漬けなども試食させてもらってだいぶ満足デス。

峰村醸造人気ランキング上位の味噌漬けコーナー。きゅうり、生姜などが特に人気のようです。

こちらは、古町糀製造所のコーナー。

シンプルで一番人気の”糀”。砂糖なしとは思えないほど、濃厚な甘みに改めてビックリ!シンプルな味わいなので、カフェでいただいた抹茶とか、牛乳やジュースなどと合わせるのも楽しそうです。お米の形のラベルも素敵!

色々迷った結果、こちらをお持ち帰りしました。
糀ドリンクは、旬に合わせた季節限定の味も販売していて、秋には、なんと”ほうじ茶味”があるとのこと。お茶好きとしてはぜひ飲んでみたいです。

ちなみに、身体に良くても飲み過ぎはよくないとのこと。1日50~150cc(おちょこに1杯~小さめの湯飲み1杯)の量が適量だそうです。
     
米どころ新潟ならではの『古町糀製造所
栄養満点、赤ちゃんからお年寄りまで楽しめる糀ドリンク、試してみる価値ありです。

【蔵座敷店】
新潟駅から徒歩15分 / バス:新潟駅万代口12番線乗車 「沼垂白山」バス停から徒歩3分 

古町糀製造所:http://www.furumachi-kouji.com/

今日もお茶で愉しい、一日を。

【新潟でお茶巡り】旧斎藤家別邸でお抹茶と庭園を愉しむ。

2019年5月31日

【新潟でお茶巡り】北限のお茶『村上茶』を愉しむ①:茶畑散策と鮭料理

2019年6月10日
スポンサーリンク