【新潟でお茶巡り】旧斎藤家別邸でお抹茶と庭園を愉しむ。

新潟市内(中央区西大畑)にある『旧斎藤家別邸』でお抹茶と庭園が愉しめるので訪ねてみました。

斎藤家は、明治から昭和初期の『新潟の三大財閥』の一つ。
『旧斎藤家別邸』は、豪商で貴族議員でもあった4代目斎藤喜十郎が大正7年に建てた別荘です。

別邸へは、新潟駅からバスに乗り、バス停『北方文化博物館新潟分館前』で下車。

観光循環バスだと新潟駅から30分程度です。観光循環バスは右回り左回り各70分に1本の運行ですが市内観光するには便利。1日乗車券(500円)もあります。

<新潟市内観光循環バスについて>
https://www.city.niigata.lg.jp/kanko/kanko/kankobus/kankobusnitsuite.html

バス停そばの通りに入るといかにも豪邸の雰囲気を醸し出している白塗り壁が斎藤邸。
新潟の三大財閥だけあって、別邸といっても大きい・・・。

門構えも立派ですね。

正門をくくり玄関に

靴を脱いで受付で観覧料を支払って中に入ります。
<観覧料>一般:300円、小中:100円
観光循環バスの1日乗車券を持っていれば受付で見せると2割引になります。

邸内散策。開放感のある癒し空間

中に入るとすぐ大広間と主庭が目の前に広がります。
気持ちのいい開放感・・・。

池泉や滝もある回遊式庭園です。奥の方が斜面になっているので立体感があり、畳に座っていると奥から滝の音が聞こえてきます。

庭園と建物が一体となった調和のとれた空間「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の造りだそうです。

また、建物が庭の南側にあり、庭園への開口部が北に面しているので日光が逆光にならず庭園がみやすい。

邸内は、大広間の他にも多くも部屋があり、邸内を観てまわることができます。

こちらは西の間から中庭の眺め。

欄間の細工も凝ったものが使われています。

階段で2階にあがることもできます。
こちらもまた、すごい開放感・・・。

俯瞰してみる庭園もまた素晴らしいです。

2階の桐の鏡板に描かれた板戸絵「竹鶏図」は、日本画家・佐藤紫煙(1873~1939)のもの。
1階には「牡丹孔雀図」「花卉図」もあります。

お抹茶(喫茶)は、1階大広間で

1階の大広間に戻って、お抹茶をいただくことにしました。
お抹茶(お茶菓子付き) 500円
他には、コーヒー、甘酒、ジュースもあります。

受付でお願いして大広間にいると5分もしないうちにお抹茶がはこばれてきました。

お抹茶と庭園。

まずは、お茶菓子から。
お茶菓子は、古町にある明治4年創業の老舗『美豆伎庵 金巻屋(みずきあん かねまきや)』さんの和菓子だそうです。蒸し菓子のようでしっとりしてほどよい甘さが美味しいです。

<美豆伎庵 金巻屋>
https://kanemakiya.wixsite.com/mizukian

お抹茶はきめ細かい泡で香り高い。
心地よい風とともにいただくお抹茶はやはりいいものですね。

庭園を散策も

外にでて庭園を散策することもできます。

園路をあがっていくと庭園内には茶室もありました。
茶室「松鼓庵(しょうこあん)」

敷地面積は約4,500㎡もあるそうです。
庭園内からみる邸宅。視点をかえてみる庭園は邸内からの景色とまたちがって素敵。

高層ビルとの対比もまた乙なもの。

数寄屋造りの建物は、近代和風建築の秀作と云われているだけあって繊細で美しいです。

癒しのひと時を満喫・・・。
秋の紅葉の時期や雪景色の庭園も素晴らしいようで、また訪れてみたいものです。

新潟市内『旧斎藤家別邸』でお抹茶と庭園を愉しんでみてはいかがでしょうか。

今日も美味しいお茶で愉しい、一日を。

名称 新潟市旧斎藤家別邸
住所 新潟県新潟市中央区西大畑町576
施設のURL http://saitouke.jp/
開館時間、休館日 旧斎藤家別邸HP参照
拝観料 一般:300円、小中:100円
お抹茶 500円(お茶菓子付き)

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