京都左京区の大原の里にある「三千院」。
千年以上の歴史を持つ極楽浄土の寺院で、パワースポットとしても有名です。
千二百年前。最澄(さいちょう)が開いたのが起源といわれています。何度も移転を繰り返したようで、現在の地には明治4年からです。
三千院は、門主(住職)が皇室か摂関家によって受け継がれてきた「門跡寺院」です。
その三千院で、お抹茶がいただけます。
京都からバスに乗って1時間ほどで三千院に。
あたりは、すっかり里山の風景です。
バス停から参道を10分くらい登っていくと三千院の入り口が見えてきました。
階段をあがると新しい目な茶屋が並んでいます。
苔むす石垣がきれい。
茶屋を見ながら100mくらい歩いていくと、三千院の山門(御殿門)の前につきました。
立派な御門!
蒼々とした庭園に心洗われる
急な階段を登って、山門をくぐり、左に進むと受付があります。
三千院の参観料は、700円。
お茶券は別料金で600円です。
お抹茶券は中に入って抹茶席での購入なので、ここでは拝観料のみ。
靴をぬいで上がり、客殿に進みます。
少し暗い客殿を進んでいくと蒼々とした庭園が!。暗い室内とのコントラストで庭園の鮮やかさが引き立ちまくってます。庭園は、江戸時代の茶人 金森宗和作と伝えられています。
室内は撮影禁止なので、できるだけ庭園の方に進んで撮影。
抹茶はこの客殿で頂くことになります。
三千院の拝観順路は入り口と出口が別。先に進んでしまうと、ここには戻ってこれないので抹茶は先に進む前に頂きましょう。
係の方に抹茶券をお願いして、赤い毛氈(もうせん)の上で待ちます。
抹茶席は区切りがされていて庭園が一番よく見渡せるプレミアムシートですよ。でも縁側の毛氈(もうせん)のところはだれでも通行自由。タイミングによっては、前に誰かが座ってしまうこともあるのでご注意を。
抹茶席から庭を眺めるとこんな感じです。
奥行きがあり綺麗に手入れもされていて、観ているうちにだんだんと心が洗われていく〜。
しばらくすると、抹茶とお茶菓子がでてきました。
抹茶の泡が細かい!
お茶菓子は、日光から取り寄せた羊羹だそうです。三千院と書かれた懐紙の上に。
羊羹をいただいてからの抹茶がすばらしくおいしい。
抹茶の香りもよく、泡がかなりクリーミー。この澄んだ空気中で頂くお抹茶は格別です。
三千院はここから
お抹茶を頂いて、すっかりリフレッシュしたので、先に進みます。
三千院はここからが見所。
豊臣秀吉の建立といわれる宸殿(しんでん)に進み、お参りをしてから庭園に下ります。
そこは、大きな杉と苔の大海原が広がっています。
庭園を進むと、JR東海「そうだ京都行こう」のCMにもなった往生極楽院。中には大きな「阿弥陀三尊像(国宝)」が祀られています。
このお地蔵さんは有名な「わらべ地蔵」。
かわいい仕草のお地蔵さんが苔むす庭に6体います。
三千院は、秋になると紅葉がすばらしいのです。
春の新芽の季節も木々のパワーが溢れていて、まさにパワースポット。
みどころ沢山の三千院。1200年のパワースポットで、お抹茶と庭園を如何でしょうか。
今日もお茶で素敵な一日を。
拝観時間 | 12月〜2月 9:00~16:30 / 3月〜10月 9:00~17:00 / 11月 8:30~17:00 |
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休館日 | 無休 |
拝観料 | 一般: 700円 |
お抹茶 | 600円 |
お寺のURL | http://www.sanzenin.or.jp/ |
住所 | 京都市左京区大原来迎院町540 |
備考 | 【庭園】聚碧園(しゅうへきえん): 池泉観賞式庭園 (2024.6更新) |