【粉末茶(インスタント緑茶)】飲み比べしてみた。おすすめの粉末茶は?

緑茶の粉末茶(インスタント茶)の6ブランドを飲み比べてしてみました。

ティースプーン一杯にお湯やお水をいれるだけで緑茶になる粉末茶(インスタント緑茶)。インスタントコーヒーの緑茶版です。

自宅で温かいお茶を飲みたいけど、一人で茶葉から淹れるのはもったいない、急須やティーバッグは茶殻のゴミがでて面倒、でもペットボトルのお茶は嫌だ。という方に最近とても人気があり、お茶好きの高齢者でもこの粉末茶(インスタント茶)を愛用している方も多いようです。

商品の種類も多く、伊藤園、伊右衛門などのお茶ブランドや、各スーパーのプライベートブランドでも粉末茶(インスタント茶)の商品が販売されています。

そこでスーパーでよく見かけて手軽に手に入る粉末茶(インスタント緑茶)、6ブランドを飲み比べしてみました。
粉末茶には茶葉をそのまま細かくしたタイプの『粉茶』もありますが、今回比べるのはインスタントタイプの粉末茶(インスタント茶)です。

『粉末茶』と『粉茶』はちがうもの?

『粉末茶』にはインスタントタイプのものと、茶葉を粉末にしたタイプのものがあります。

茶葉を粉末にしたタイプの粉末茶は茶葉(リーフ)そのものを細かくしたもので『粉茶』と呼ばれています。昔からお寿司屋さんでだされるお茶はこちらの粉茶です(最近の回転寿司ではインスタント茶がでているところもある)

インスタントタイプの粉末茶は、茶葉で入れたお茶(液体)を乾燥させて粉末にしたものでインスタント茶と呼ばれています。
見分ける方法は、製品名称に『インスタント』と記載されていていれば、インスタントタイプです。

比較した粉末茶の商品

比較した粉末茶(インスタント緑茶)の商品はこちらの6商品、どの商品も『抹茶入り』です。

<比較商品>
・伊藤園 おーいお茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶
・伊藤園 おーいお茶 濃い茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶
・伊右衛門 抹茶入り緑茶
・セブンプレミアム (水にもすぐ溶ける)宇治抹茶入り緑茶
・イオントップバリュ 宇治抹茶入り緑茶
・ライフ 抹茶入り お手軽緑茶

伊藤園の濃い茶をだけを除き、1袋で40g入り、50杯分です。
伊藤園の濃い茶は、32g入り、40杯分

粉末量にたいするお湯・水量の目安はすべて同じで、
粉末茶:0.8g(ティースプーン)にたいして、お湯・水:100ml

<価格の目安>

商品 価格(税込) 内容量
伊藤園さらさら 398円(amazon) 50杯分/40g
伊藤園濃い茶さらさら 472円(amazon) 40杯分/32g
伊右衛門 463円(amazon) 50杯分/40g
セブンプレミアム 388円 50杯分/40g
イオントップバリュ 397円 50杯分/40g
ライフ 300円 50杯分/40g

<比較>溶け具合、水色、沈殿

こちらが6商品の粉末。
抹茶の使用比率のちがいなどによるものなのか、それぞれ色味にちがいがあります。
緑が濃い順に、伊藤園濃い茶、ライフ、イオン・セブンは同じ、伊藤園、伊右衛門。伊右衛門はかなり薄めです。

お湯で溶かす

お湯で溶かしてみます。
粉末茶:小さじ1、お湯:100ml(80度)
・撹拌なし

どの商品も溶け残ったものが浮かぶことなく、お湯を注ぐだけでよく溶けました。
お湯を注ぐと表面に細かい泡ができて、しばらくは消えることなく浮いていました。

水で溶かす

で溶かしてみます。
粉末茶:小さじ1、水:100ml(10度)
・撹拌:スプーンで20回かき混ぜ

スプーンでかき混ぜましたが、イオン、セブンは溶け残った粉末が少し浮きました。
他の商品は溶け残りはありませんでした。特に伊藤園の2商品はよく早く溶けた印象です。

イオン、セブンの溶け残りは、かき混ぜるだけではなかなか溶けず、スプーンで浮いている粉末をカップにこすり付けてから混ぜると溶けました。

水色のちがい

水色を比べてみると、
イオン、セブン、伊藤園(普通)が、抹茶色のある濃いグリーン。他は、黄色味のあるグリーン。
特にイオン、ゼブンのグリーンが濃い印象です。夏などにガラスのコップで冷たい緑茶にするならイオン、セブンの水色がきれいという感じ。

粉末の沈殿具合

粉末茶の沈殿具合を比べてみると、
お湯で溶かしたあと、10分程度おいてコップのお茶を捨ててみました。
伊藤園2商品の粉末茶の沈殿が少なかった印象です。

<比較>香りと味わい

香り

香りを比較してみると、
イオン、セブンは抹茶系の香り。ライフ、伊右衛門は煎茶系の香り、伊藤園は香りは薄い印象。セブンと伊右衛門の香りにはそれぞれ少し香りにクセがあるように感じます。

メーカー 香り
伊藤園 香り薄い
伊藤園(濃い茶) 香り薄い
伊右衛門 煎茶系の香り、クセあり
イオン 抹茶系の香り
ライフ 煎茶系の香り
セブン 抹茶系の香り、クセあり

味わい

味わいを比較してみると、
イオン、セブンが抹茶のような風味がしっかり、他は抹茶の風味は控えめで煎茶のような風味。
ライフは渋みが強めイオンと伊藤園(普通)は甘みがあり、セブンと伊右衛門は風味に少し草っぽい風味がある印象です。
伊藤園濃い茶は、伊藤園(普通)と比べて少し苦みがある程度で明らかに濃い感じはありません。

メーカー
伊藤園 煎茶風味、甘み、まろやか
伊藤園(濃い茶) 煎茶風味、渋み
伊右衛門 煎茶風味、草っぽさ
イオン 抹茶風味、甘み
ライフ 煎茶風味、渋み強
セブン 抹茶風味、草っぽさ

飲み比べた印象では、煎茶風味なら『伊藤園(普通)』、抹茶風味なら『イオン』が味わいと価格のバランスがよくおすすめ。
苦めが好みなら『ライフ』、健康志向なら『伊藤園濃い茶』、抹茶しっかりが好みなら『セブン』がおすすめです。

伊藤園『濃い茶』と『さらさら普通』とのちがいは?

伊藤園の粉末緑茶2商品
・伊藤園 おーいお茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶
・伊藤園 おーいお茶 濃い茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶

『濃い茶』は値段も高く、杯数も少ないにもかかわらず、味わいは濃い茶の方に多少苦みがある程度で、濃さという意味ではそれほどちがいを感じなかったのですが、カテキン含有量を比べてみると、

<1杯(粉末0.8g)換算>
さらさら普通:カテキン48mg
さらさら濃い茶:カテキン85mg

と濃い茶は約1.8倍のカテキンが摂取できる商品のようです、

比較した粉末茶(インスタント緑茶)の詳細

伊藤園 おーいお茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶

原材料名:茶(緑茶・抹茶)、デキストリン /ビタミンC
原料原産地名:日本(茶)
カテキン:2400mg含有(1袋40g)

伊藤園 おーいお茶 濃い茶 さらさらパウダーティ抹茶入り緑茶

原材料名:茶(緑茶(ゆたかみどり)・抹茶)、デキストリン /ビタミンC
原料原産地名:日本(茶)
カテキン:3400mg含有(1袋32g)

伊右衛門 抹茶入り緑茶

原材料名:緑茶(国産)、デキストリン、酸化防止剤(V.C)
販売者:宇治の露製茶

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宇治の露
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セブンプレミアム (水にもすぐ溶ける)宇治抹茶入り緑茶

原材料名:抹茶エキスパウダー(デキストリン、緑茶(国産))、デキストリン、緑茶(国産)、抹茶(京都府産)、ビタミンC
販売者:ハラダ製茶

イオン 宇治抹茶入り緑茶

原材料名:煎茶(国産)、デキストリン、抹茶(京都府産)、玉露(福岡県産) /ビタミンC
販売者:イオン

ライフ 抹茶入り お手軽緑茶

原材料名:茶(緑茶、抹茶)、デキストリン、ビタミンC
原料原産地名:緑茶(鹿児島県、静岡県)、抹茶(静岡県)
販売者:ライフドリンクカンパニー

粉末茶(インスタント緑茶)も色々、飲み比べてしてみては。
今日もおいしいお茶で愉しい、一日を。

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2017年10月1日
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