花粉症にもいいとされるメチル化カテキン含有の粉末緑茶『べにふうき』(明和)を飲んでみました。
『べにふうき』は、緑茶の品種の一つです。
品種でよく知られているのは「やぶきた」。日本で栽培されているお茶の8割近くが「やぶきた」なので、お茶の場合、あまり品種は意識せずに飲んでいます。品種より、宇治、狭山、八女、知覧、掛川といった地名が商品名になっている場合が多いですよね。
抗アレルギー作用が期待できる「べにふうき」
『べにふうき』という品種は、本来、紅茶の品種として作られてきたものですが、緑茶にしたところ『メチル化カテキン』という抗アレルギー作用をもつカテキンが含まれていることで注目されているお茶です。
「カテキン」は免疫力を高めたり、抗酸化作用があることで注目されているお茶のポリフェノールですが、この『メチル化カテキン』は、べにふうき以外のお茶の品種にはあまり含まれておらず、べにふうきを紅茶にしてしまっても無くなってしまうようで、緑茶にした場合のみに多く含まれているちょっと変わった成分なんです。
そのメチル化カテキンのもつ抗アレルギー作用は、花粉や、ハウスダストなどのアレルギー症状を抑える働き。
機能性食品でメチル化カテキン含有のペット茶(アサヒ食品)も販売されていましたが、自宅で飲むのであれは、ペットゴミや茶殻もでない粉末茶タイプはとても手軽で便利です。
メチル化カテキン
『粉末緑茶べにふうき』の原材料は、鹿児島県産の緑茶のみ。
茶葉をシンプルに粉末にしただけのものです。
販売は、ミネラルウォーター、茶系飲料を販売している大阪が本社のライフドリンクカンパニー。
メチル化カテキンの含有量は、100gで1890mg。
これはいったい多いのか少ないのか・・・。
湯のみ150mlに0.5gの粉末茶を使う前提で、アサヒ飲料の「めめはな茶」のメチル化カテキン量と比べてみると、
・粉末緑茶べにふうき:約6.3mg/100ml
・めめはな茶:約4.9mg/100ml
粉末茶の方が多めのようです。粉末茶なので自分で量を調整できるのもいいですね。
苦めでどこか栗のような風味
粉末茶は、個人的にはペットボトルに入れて冷茶にして飲むことが多いのですが、飲み方を見ると「お湯を注いで」とのみ記載されてあるのでホットのお茶にして飲んでみることにしました。
ティースプーン半分の粉末茶を入れて、お湯を注いでみるとなかなか濃い色になりました・・・。
香りは、粉末茶なのでそれほどありませんね。
「べにふうき」のお茶はよく苦みが強いと聞きます。
飲んでみると、最初はそれほど感じませんが、段々と後味に苦みがしっかりしてきます。良薬口に苦しで、ちょっとアレルギーに良さそうな気分にもなっていいかも。
でも苦みの中に栗のような甘い風味もあって飲みやすい粉末茶です。
体調を崩しがちな季節の変わり目。
春や秋は粉末茶も「べにふうき」品種のものにチェンジしてみるのもいいかも。
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