神田の「お茶の水」。江戸時代、このあたりにあったお寺に湧いていたお水で淹れたお茶がおいしく、徳川将軍の「茶の水」として献上されていたのが名前の由来と言われています。
おいしいお茶を淹れるためには、茶葉やお茶の淹れ方だけではなく、お水選びもとても大切です。
では、おいしいお茶のためにはどのようなミネラルウォーターを選べばいいでしょうか?
軟水か硬水でお茶の味もかわる
水の味に影響を与えているのは、水に含まれるミネラル(カルシウムとマグネシウム)の量です。
水はそのミネラルの量に応じて、硬水、軟水と分けられます。
硬水は口あたりにクセがあり、軟水はまろやかです。軟水になりすぎると淡白になります。
日本では、一般的に下記のように分類しています。
[水1L中のカルシウム、マグネシウムの含有量(mg)]
0〜100mg/L:軟水
101mg〜300mg/L:中硬水
301mg/L以上:硬水
お茶に適した水は軟水
お茶に適した水は軟水。
日本の水は地域によって異なりますが、硬度30〜80mg/Lの軟水です。
日本の水は、湧き水や水道水でもお茶に適した水ということになります。
都道府県の水の硬度
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/science-ca.html
ミネラルウォーターでお茶をいれる場合
ミネラルウォーターの硬度は、商品によって違います。
エビアンは、304mg/L:硬水
ボルビック 60mg/L:軟水
南アルプスの天然水 30mg/L:軟水
日本のミネラルウォーターは、すべて軟水なので、お茶には適していますが、
エビアンは硬水、ボルビックは軟水なので、ボルビックの方がお茶には適しているといえます。
水道水を使ってお茶をいれる場合
水道水は、日本全国どこでも軟水ですが、水道水には塩素(カルキ)が入って、お茶の香りや味に影響を与えます。
塩素(カルキ)は沸騰させるか、浄水器を使えば除去できます。塩素(カルキ)を除去した水を使って淹れましょう。
今日もお茶で楽しい一日を。
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