【小満:しょうまん】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。<5/21〜6/5>

2022年の小満(しょうまん)の時期は5月21日(土)〜6月5日(日)

二十四節気(にじゅうしせっき)、夏季の節気、小満
小満とは、陽気が良くなって、草木が生い茂る頃のこと。すべてのものが勢いづき、次第に成長して満ちることを表しています。山や木々や田の苗、さえずる鳥、咲き誇る花々など、すべての生命力が「満」ちあふれてくる時期です。

また、農耕を主としていた時には、秋にまいた麦の穂が育ち、一安心(小さな満足)することから、小満という名がついたともいわれています。

小満の行事:衣替え

この季節ならではの風物詩、6/1の「衣替え」も小満に行われる行事の一つです。
その歴史は古く、平安時代頃に伝わり、衣服のみならず室内の調度も変えるしきたりがあったそうです。明治維新で新暦が採用されると、現在の夏服6月1日~、冬服10月1日~となり、学校や官公庁などでは、現在もこの日がめどになっています。

枇杷:5月の和菓子

小満の生菓子は、「鶴屋吉信」さんの『枇杷』。

旬のフルーツ枇杷。その可愛らしい枇杷の形に見立てた、初夏の季節を感じさせる和菓子です。

鶴屋吉信さんのお品書きによると、”枇杷の実を葛で表しました”とのことです。

色あざやかなオレンジのあんはでとってもなめらかで上品な甘さ。周りを包んだ葛はプルッと食感。透明な葛から覗くオレンジが爽やかな初夏を感じさせてくれます。
葛製で、白あん入り。

鶴屋吉信
http://www.turuya.co.jp/syoukai/namagashi.html

二十四節気(にじゅうしせっき)とは

二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもの。1年を24等分にし、それぞれに季節を表す名前がつけられています。二十四節気の起点となる立春と、立夏、立秋、立冬の「四立」、夏至と冬至の「二至」、春分と秋分の「二分」を加えた「八節」は、現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

日本には、春夏秋冬と移り変わる四季がはっきりしています。
四季に合わせて、自然の美しい景色の移り変わり、そして行事や食もそれぞれの旬を楽しめます。
そして、お茶のお供の和菓子にも四季それぞれの和菓子があります。日本独特の二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて、その時期の生菓子を紹介します。
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新緑も美しいこの季節、自然と気力が満ちてくる気がします。初夏の光を浴びて、散歩やハイキングを楽しみたいですね。

今日もお茶で愉しい、一日を。

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