静岡にあるマルモ森商店の「茶飴」を食べてみました。
秋葉原にある「日本の食」をコンセプトにバイヤーが日本全国の逸品を集めているセレクトショップ「ちゃばら(CHABARA AKI-OKA MARCHE)」で見つけた茶飴です。
文言少なめ、無駄のない、ほんもの感漂うパッケージです。まるで茶葉が入っているかのよう…。
ゴールドも人目を引きますね。
茶飴 65g(約20個入り)
300円(税別)
飴なのに、砂糖不使用!!おまけに低カロリー!
砂糖不使用って?!
だからって、甘くないわけではないですよ。天然素材の甘茶を入れることで、精製された砂糖は使わずに、上品な甘みを出しているそうです。
甘茶とは…
アジサイの変種のアマチャという植物の葉からできた甘いお茶のこと。その葉を揉捻、発酵、乾燥することで甘み成分のフィロズルチン・イソフィロズルチンが生まれます。フィロズルチンの甘さは、砂糖の200倍とも400~800倍とも言われていますが、ノンカロリーに近く、天然成分なので安心です。
茶飴の原材料は、
・還元麦茶糖水飴
・還元澱粉糖化物
・緑茶(煎茶粉末)
・甘茶(粉末)
還元麦芽糖水飴?に、還元澱粉糖化物??
またまた聞き慣れない原料です。
還元麦芽糖水飴・還元澱粉糖化物とは、
トウモロコシやじゃがいもなどのデンプンを酸や酵素で分解すると、麦芽糖やブドウ糖を含む水飴ができます。
これに水素を添加(還元)すると、還元水飴となります。これが別名、還元澱粉糖化物。
そして、水飴の中でも麦芽糖を多く含むものを還元すると、還元麦芽糖水飴となります。
ともに、天然にも存在する低カロリー甘味料で、虫歯にもなりにくく、シュガーレス系の飴などに使われています。
じわじわとやってくる!甘さ控えめ、緑茶本来の味わいの大人飴
この茶飴を製造しているのが、静岡の「マルモ森商店」。
1877年(明治10年)創業の製茶問屋さん。”うまいお茶ひとすじ” をモットーに、運営する直営店「chagama」では、お茶の伝統と文化を継承しながら、新しい飲み方・楽しみ方も提供しています。
そんなお茶にこだわるマルモ森商店がこだわって完成させた茶飴。
使用している茶葉も厳選した上質な煎茶。ひと粒ずつの小包装も、お茶屋さんを感じさせる、モダンなデザインです。
口に入れてみると、第一印象は、あれっ、甘くない?!なんだか物足りないような…。
ん〜、今まで食べたことのない味わいです。
でもでも、舌の上でよーく味わってみると…
お茶の風味、特に苦味が口の中に広がってきます。そのあとに控えめな甘味がじわじわっとやってきます。
まるでお茶の葉を食べているような感じです。
甘さはかなり控えめなので、大人向き!
余分なものをとことん省くと、煎茶の風味が際立ってくるのかもしれませんね。
小粒なのですが、溶けにくく、一粒でお茶風味を十分に楽しんでいただけます。
甘いものが好きな方には物足りないかもしれませんが、お茶好きは、この独特な味わいがクセになりそうな一品です。
今日もお茶で素敵な一日を。
茶飴のマルモ森商店
http://ich.justhpbs.jp/