電気ケトル『ビタントニオ アクティ 温調ドリップケトル』を使ってみました。
電源があればどこでも少量でも簡単に沸かせる『電気ポット(電気ケトル)』はやはり便利、そして火を使わないのでとても安全です。
鏡面のドリップケトルも素敵ですがキッチン使用だとどうしても料理の油が跳ねたり、ガス汚れが付いてしまうもの・・・。
日本茶を淹れるのに素敵な電気ポット(電気ケトル)を探していたのですが、『ビタントニオ』の製品がとても良さそうだったので、実際に購入して使ってみました。
『ビタントニオ』は、日本の調理器具メーカー、ワッフルサンドメーカーやブレンダーで知られています。ティー関連では茶こし付きのマイボトル『ツイスティー』が人気商品。
『ビタントニオ アクティ』を選んだポイント
電気ケトルを選ぶにあたってほしかったポイントが4つほどありました。日本茶なので70度や80度など沸かす温度が調整できること、でもコーヒーもドリップしたいので注ぎ口が細くなっていること等々・・・。
<ほしかったポイント>
・デザインが素敵(好み)
・コーヒーもドリップしやすい注ぎ口
・温度調整機能付き(70度、80度で沸かせる)
・空焚き防止機能付き
『ビタントニオ アクティ』はこの4つのポイントをクリアしながら、他にも、設定温度メモリー機能、30分保温機能、バリスタ機能など、機能面がちょっと豊富だったので、価格は約13,000円もするけど、ビタントニオに決定。
ちなみに、他にも候補が2つほどありました。
その候補は『バルミューダ』と『山善』の電気ケトル。
<バルミューダ>
『バルミューダ』といえばスチームトースタが有名ですが、デザインで選ぶならやはり『バルミューダ』の電気ポットという感じ。ポットだけでなく電源プレートもコンパクトでシンプル。
ただ残念なことに機能面が少なく温度設定機能や保温もなかった・・・。
とにかくデザイン重視、湯冷ましは茶碗ですればいいのよ! という方は『バルミューダ』はおすすめ。
<山善>
『山善』の電気ポットは、Amazonのレビューでも高評価の商品。機能的にもまったく問題なさそうで、価格も6,000円台とビタントニオ、バルミューダの約半分なのでコスパもいい。
ただ、取っ手の部分の金具や裏にネジがあったりデザイン的な好みで少し気になる点が・・・。
機能は重視だけど電気ケトルに1万円は出せない・・・という方は、『山善』はオススメ。
<3商品の比較表>
<ビタントニオ アクティ> | <バルミューダ 電気ケトル> | <山善 電気ケトル> | |
価格(目安) | 12,960円 | 12,999円 | 6,313円 |
容量 | 800ml | 600ml | 800ml |
サイズ |
[電源プレート込み] 幅:30cm 奥行:20.2cm 高さ:19.5cm [ポットのみ] 幅:30cm 奥行:14cm 高さ:16.4cm |
[電源プレート込み] 幅:26.9cm 奥行き:14.2cm 高さ:19.4cm [ポットのみ] 幅:26.9cm 奥行:12.8cm 高さ:17cm |
[電源プレート込み] 幅:28.5cm 奥行:19cm 高さ:24cm |
コード長 | 約1.2m | 1.3m収納あり | 0.9m |
重さ(電源プレート込) | 約1.1kg | 約0.6kg | 0.98kg |
素材 | 本体ステンレス、取手:木製、 フタ:ポリプロピレン、ステンレス |
本体:ステンレス、フタ、取手:ポリプロピレン | ー |
消費電力 | 1200W | 1200W | 1000W |
温度調節機能 | 50~100度 ※1度単位 | なし | 60〜100度 ※1度単位 or 6段階 |
空焚き防止機能 | あり | あり | あり |
自動電源OFF機能 | あり | あり | あり |
保温機能 | あり | なし | あり |
カラー | 黒 | 黒、白、メタル | 黒、白 |
『ビタントニオ アクティ』実際に使ってみた。
箱から取り出してみたところがこちら。ポット、電源プレート、説明書の3点
見た目の印象は、マットブラックで質感がいい感じです。
真横から。
真上から。
取手は木製。少しキズが付いていましたが、太さも手触りもとてもしっくりきます。
電気台のボタン類は突起のないフラットなタッチパネルなので汚れがつきにくそうです、サインの印刷も控えめなので見た目もシンプルです。
フタの側面が少し斜め「ハ型」になっていて、フタを取るときに指が少しすべって、若干ですが取り外しにくい感じはあります。
ポットの中はこんな感じ。ステンレス鏡面
注ぎ口の太さは一般的なドリップ系ケトルと比べてみると同じ程度。
ポット底の設置面は点なので、電源プレートにスリ汚れが付きにくそう。
コード長は1.2mありますが、ある程度は電源プレートの裏で収納できるようになっています。
ポットを持ってみると決して軽くはない。でも、ドリップ時に安定しそうなほどよい重さです。計ってみると約640gありました。
電源入れて沸かしてみた
電源を入れてみるとこんな感じ。
電源スイッチに突起が無い分、少し暗いところだと電源ボタンの位置がわかりにくい感じがありますが、電源を入れるとサインがはっきりしていてわかりやすいです。
温度表示は、現在温度と設定温度が交互に表示されます。
25度から100度まで沸かしてみると、600mlで3分、200mlで1.5分程度でした。
沸いた後は保温機能で30分間保温されますが、ポットを持ち上げる(プレートからはずす)と自動で電源がOFFになります。
便利な機能
<温度設定機能>
電源ボタンを押すと勝手に100度まで沸かしてくれますが、電源を入れたときに、「+ー」ボタンで温度設定すると、50度~100度の1度毎に沸かす温度を設定できます。
80度など99度以下で沸かす時は、設定温度の5度手前ぐらいで一度加熱が止まり、設定温度を超えないように少しづつ加熱しながら沸かします。この最後の5度の調整に時間がかかるので、80度と100度で沸かした時(600ml)に要した時間はそれほど変わりませんでした。
<メモリー機能>
前回設定した温度は、『メモリー機能』で覚えているので毎回の温度設定は不要です。
電源を入れた後に「+ー」ボタンに軽く触れると、前回設定した温度で沸かすようになっています。「+ー」ボタンに触れないと100度まで沸かしてくれます。
これ、使ってみて日本茶の時にはとても便利です。
<バリスタ機能>
『バリスタ機能ボタン』を押すと、ポットを持ち上げても電源がOFFにならずにポットを戻すと保温機能を維持してくれます。日本茶では使いませんが、コーヒーをドリップする時にとても便利です。
ピーピー音はうるさいけど、消音できる
Amazonのレビューで電子音の「ピーピー」がうるさいと書かれていました。実際の音はこんな感じです。確かに高い音でちょっとうるさい・・・。
でも、音は(+)(-)のボタンを同時に長押しすることで簡単に消音できるので解決という感じ。消音して使用していますが沸く時の音でわかるので、今のところ不便はありません。
『ビタントニオ アクティ(Vitantonio ACTY) 温調ドリップケトル』
チェックしてみては。
今日も美味しいお茶で愉しい、一日を。