伊藤久右衛門の『宇治抹茶チョコレート<まっちゃ綴り>』を食べてみました。
冬の期間限定販売です。
『まっちゃ綴り』は、伊藤久右衛門自慢の高級石臼挽き宇治抹茶3銘柄の味比べができる、お茶屋さんならではのチョコレート。3種類の味わいと違いを楽しめます。
和紙風の熨斗袋のような和チョコ感たっぷりのパッケージ。ちょっとおめでたい感じ。
<伊藤久右衛門とは>
天保三年創業の京都・宇治にある老舗のお茶屋さん。
江戸時代後期から受け継ぐ伝統を大切にしながら、上質なお茶の製造販売はもちろんのこと、本格的なお茶を使ったスイーツなど、宇治茶の魅力や新しい価値を発信しています。
宇治抹茶カレーでもおなじみ。
抹茶の苦みのグラデーションを楽しむ
パッケージを開けると、一口サイズの正方形のチョコレートが3種類。味に合わせて、色の濃淡が違う”茶”の文字をあしらった包みが上品です。それぞれの味わいの特徴の説明も横に。
包みの中は、茶の字同様、濃淡異なる抹茶色の正方形の文様が入ったチョコレートが出現。
上が濃い抹茶色で、下にいくにつれて薄抹茶色に。上の二つの色合いはちょっとわかりにくいのですが・・・グラデーションになっています。
それぞれ異なる抹茶が使用され、抹茶が6%以上配合されています。
上薄茶
まずは真ん中の「上薄茶」からいただきます。
お茶の苦み(渋み)もあり、チョコの甘さもいい感じ。お茶感もしっかり感じられつつ、食べやすい味わいです。
濃茶
一番上の「濃茶」。濃茶だけあって、上薄茶に比べるとちょっとお茶感も特に苦みが増しています。思ったより甘さも感じられルノで、ほどよいビター加減になっています。
薄茶
最後に下の「薄茶」。上薄茶に比べると、少しミルクな甘さも優しく、マイルドな味わいです。ただ、お茶の苦みはちゃんとあって、後味にもほんのり残ります。
3種類とも共通しているのは、お茶の苦みがしっかりあるので後味はスッキリ。味わいの差は思ったより緩やかな印象です。
香りは、お茶の香りというよりはチョコの甘い香りの方が感じられて、ちょっと残念。
ななやのチョコレート【MATCHA7(抹茶セブン)】と比べてみた
抹茶の濃さの違いを楽しむチョコレートといえば、
世界一濃い抹茶のジェラートで知られる抹茶のスイーツファクトリーの丸七製茶『ななや』からも、抹茶の7種類の濃さNO.1〜NO.7とほうじ茶が味わえるチョコレートのセット『MATCHA7(抹茶セブン)』が発売されています。
「MATCHA7(抹茶セブン)」はNo.7以外は同じ抹茶を使って配合率の違いで異なる濃さを、「まっちゃ綴り」の方は配合率ではなく異なる抹茶を使って濃さの違いを出しています。
ななやで最も濃い『No.7』と、『濃茶』をならべてみるとこんな感じ。
あきらかに『No.7』が濃い・・・。
食べて濃さ(苦さ)をくらべてみると、
「濃茶」は、No.4とNo.5の間。
「上薄茶」は、No.3とNo.4の間。
「薄茶」は、No.2位でしょうか。
伊藤久右衛門の『宇治抹茶チョコレート<まっちゃ綴り>』
京都でなくても通販で購入可です。抹茶の違いを試してみては。
今日もお茶で愉しい、一日を。