お茶のポリフェノール「カテキン」。
カテキンの効果としてあげられているものは、かなりたくさんあります。
効果が期待できるとされる機能
・抗酸化作用
・抗菌作用
・抗毒作用
・免疫機能の向上
・虫歯菌を抑える
・抗ウィルス、アレルギー作用
・脂肪の吸収を抑える
・コレステロール減らす
本当にこんなたくさん効果あるの?と疑いたくなるほど。
カテキンといっても実はひとつではなく種類があります。
大きく4種類、熱を加えて変化したものを含めると8種類です。
どれもカタカナで似たような名前ですが、
ぜひ覚えておきたいのは8種類の中でも2種類。
・エピガロカテキンガレート(EGCg)
・エピガロカテキン(EGC)
この2つです。
エピガロカテキンガレート(EGCg)はアンチエイジング
お茶に含まれるカテキンの約50%がエピガロカテキンガレート(EGCg)。
一番多い種類のカテキンです。
期待できる効果は「アンチエイジング」。
エピガロカテキンガレートには、
抗酸化力があり、活性酸素を減らす役割があります。
アレルギー抑制や、脂肪の燃焼にも効果があるともいわれています。
このカテキンは、温度が80度ぐらいのお湯で茶葉から一番多く抽出されます。
ということは、普通に煎茶として淹れれたものを飲んでいれば、
エピガロカテキンガレート(EGCg)は一番いい状態で摂取できるということです。
エピガロカテキン(EGC)は免疫機能アップ
お茶のカテキンで2番目に多く含まれるのがエピガロカテキン(EGC)、約10%です。
期待できる効果は「免疫機能のアップ」。
エピガロカテキン(EGC)には、マクロファージを活性化させる機能があるといわれています。
「マクロファージ」とは、
白血球の一つで細菌など体の中に入ってきた異物を退治してくれる細胞。
マクロファージが活性化するということは、免疫機能が高まるということです。
このカテキンを抽出するには温度が低い状態が必要です。
その温度は10度以下。
水出しや氷水出しした煎茶に多く含まれています。
お湯で抽出したお茶を冷やしてもダメ。
カテキンはお茶で入れる温度によって、摂取できる種類や期待できる効果もちがうということになります。
朝や食事の後には温かい緑茶、
お風呂上がりには水出し緑茶などと工夫しながら飲むことで、
毎日、2つのカテキンの優れた効果を取り入れたいものです。
今日もお茶で素敵な一日を。