シングルオリジンの煎茶専門店『煎茶堂東京』に行ってみました。
ハンドドリップで淹れた煎茶が味わえる三軒茶屋の『東京茶寮』の物販店です。
2017年11月3日(金)オープン
お店のある場所は銀座5丁目、ギンザシックスの裏あたり。
行ってみると、間口3mぐらいのコンパクトなお店ですが、真っ白な壁と「煎」のロゴが目立ちます。
さっそく店内に・・・。
真ん中に白い大きなカウンターがあって、右の壁側にはカラフルだけど優しい色味の煎茶缶がずらりと。
美しくてインスタ映えしそうですが、とても日本茶に見えないビジュアルですね。
左側には、試飲用の水出し煎茶の入った透明なボトルがセットされています。
「東京茶寮」の物販店だけあって、こちらもとてもシンプルでスタイリッシュな雰囲気です。
雰囲気にちょっと圧倒されていると、スタッフの方が色々と説明をしてくれながら、水出しの煎茶を試飲させてくれました。
3種類飲んでみましたが、シングルオリジンだけあって、どれもちがいがはっきりわかる煎茶です。
日本茶でもシングルオリジン
お茶屋さんや、スーパーなどで買うことができる日本茶の多くは、複数の茶園やことなる品種をブレンド(合組)したブレンド茶。
「シングルオリジン」は、一つの茶園の同じ品種で作られたもので、茶園や、作られた年ごとに個性のある香りや味を愉しむことができるお茶です。
最近では、ブルーボトルなどのコーヒーや、ダンデライオンのチョコレートなどではシングルオリジンはおなじみですが、「煎茶」でもシングルオリジンを好む人が増えているようです。
お茶の情報を缶の色で表現?!
ずらっと並ぶカラフルな茶缶は、それぞれの茶葉のもつ情報を独自の方法で数値化し、色で表現しているとのこと。
ただ、色味で好みのお茶が選べるのかと思ったら、味や香りのちがいが色と単純に結びついているわけではないようです。
HPにも動画で紹介されていますが、ちょっと難しそうですね・・・。
透明な急須でお茶を
水出し煎茶のあとは、急須で淹れた温かいお茶も試飲させてもらいました。
試飲させてもらったのは、お店で一番の人気商品という『はるもえぎ』。
鹿児島の中蒸しのシングルオリジンで、しっかりした甘みが特徴。
淹れるのに使用している急須はもしかして・・・。
でた! 話題の「透明な急須」。
割れない、熱くない、かさばらない、洗いやすい。透明だから抽出具合も見えるという急須です。
急須業界がざわつきそうなデザイン。
急須はガラスではなく、「トライタン」という樹脂素材が使われているそうです。
トライタン素材のワイングラスは10階から落としても割れないワイングラスとしてTVでも紹介されていました。
淹れてもらった煎茶を頂いてみると、
1煎目は、甘みがあってフルーティーです。
2煎目は、渋みもしっかり味わえるお茶という感じ。
3煎目は、玄米を追加して玄米茶にしていただく。これ東京茶寮さん流のお茶の楽しみ方。
店内に玄米のいい香りが漂います。
それぞれのお茶にあうナッツ系の菓子も販売されているので、セットで買いたくなります。
贈り物としても素敵。
お茶好きはもちろんですが、急須で淹れたお茶をあまり飲まない人でも、こんなセットもらったらワクワクしますね〜。
茶葉の特徴を色で表現?
購入した透明急須を、自宅でさっそく試してみました。
意外とどっしりした感じですが、軽くて、女性でも片手で楽に持てるサイズです。
カテゴリーとしては、持ち手がないので、宝瓶(ほうびん)急須でしょうかね。
お茶の入れ方が図入りで書かれた説明書も入っているので、使い方は迷わなさそうですね。
急須の内側は、お椀のような曲面のカップ形状。
フタは薄くて、空気が入るようにカットされています。
重ねてもピッタリ!
これなら、茶缶をのせてコンパクトに収納できます。
茶葉にお湯を注いでフタをのせるとこんな感じ。
触ってもまったく熱くない!
フタしないで、茶葉がひらくの様子を見るのも楽しみ方のひとつだそうです。
人差し指でフタを押さえながら、片手で楽に注げました。
ちょっと感動したのは、洗ったときの洗いやすさ。
急須の中のカーブが滑らかで、洗うのが楽〜。これなら急須の片付けも面倒になりませんね。
銀座の「煎茶堂東京」でスタイリッシュな煎茶を愉しんでみてはいかがでしょうか。
今日もお茶で愉しい、一日を。
シングルオリジン煎茶専門店「煎茶堂東京」
http://www.senchado.jp/
東京都中央区銀座5-10-10
11:00 – 19:00