【プーアル茶とは?】後発酵茶ポリフェノールが体脂肪に大活躍!

プーアル茶(普洱茶)は、中国雲南省を原産地とした中国茶の一種。

プーアル茶は製造工程の違いから2種類に分けられています。コウジカビで発酵させる「熟茶」と、経年により熟成させた「生茶」。

何百年も昔から作り続けられている伝統的なプーアル茶は「生茶」ですが、日本で主に流通しているプーアル茶は、ほとんどが「熟茶」。そして健康にいい成分がより多く含まれているのも熟茶といわれています。

プーアル茶は『後発酵茶』

プーアル茶(普洱茶)は、緑茶や紅茶、烏龍茶と同じツバキ科のチャノキからできています。
同じ原料ですが、お茶になるまでの製造工程でちがいが生まれます。

緑茶は、酸化発酵を止めたお茶「不発酵茶」
紅茶は、完全に酸化発酵させたお茶「全発酵茶」
烏龍茶は、途中で酸化発酵を止めたお茶「半発酵茶」

そしてプーアル茶は「後発酵茶」

『後発酵茶』とは、緑茶同様加熱して酸化発酵を止めて、茶葉に含まれる酵素によって発酵させるのではなく、麹菌などの微生物によって発酵させたお茶のこと。

日本のお茶では、高知県の「碁石茶」、徳島県の「阿波茶」などがこの後発酵茶となります。

また、製法によって分類された六大分類では『黒茶』に分類されています。
六大分類:緑茶・白茶・黄茶・烏龍茶(以前は青茶)・紅茶・黒茶>

プーアル茶のポルフェノールと酵素で脂肪に!

プーアル茶は、緑茶やウーロン茶には無い個性的な香りと風味があるので、ちょっと苦手と感じる方も多いはず。でも、ダイエットや健康にとてもいいことから女性にも人気のお茶の一つです。

プーアル茶で注目したいのが、発酵の過程で生成される特有の成分である重合型カテキン没食子酸(ぼっしょくしさん)リパーゼ酵素

重合型カテキンと没食子酸が腸内で脂肪の吸収を抑え、リパーゼ酵素が吸収されてしまった脂肪の燃焼を助けるというダイエットや成人病予防にには欠かせない2つの機能が備わっています。

重合型カテキン、没食子酸:腸内で脂肪の吸収を抑える。
リパーゼ酵素:吸収されてしまった脂肪の燃焼を助ける。

さらに、ポリフェノールの一種である重合型カテキン、没食子酸は、抗酸化作用が高く、体内の老化防止や、腸内に溜まった老廃物を排出など便秘解消・デトックスなどにも良いとされています。

脂肪への働きを効果的にするには食事中か食後に飲むのがおすすめ。もちろん緑茶同様にカフェインは含まれているので、妊娠中の方は飲み過ぎには注意が必要です。

体脂肪にもいいポリフェノールが摂取できる中国の後発酵茶『プーアル茶』。
少し個性がありますが、後味のスッキリさが飲んでいくうちにクセになるお茶です。試してみてはいかがでしょうか。

今日も美味しいお茶で愉しい、一日を。

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