2月6日は、『抹茶の日』です。
由来は、茶道で茶釜で湯を沸かすときに使われる「風炉(ふろ)」からきているようです。
「風炉(ふろ)」 => 2(ふ)、6(ろ)。
風炉はこんな感じのもので、今時は、Amazonなどでも売っていたりします・・・。
炭も、炭の形をした電気ヒーター仕様なんですよね。
抹茶は「碾茶(てんちゃ)」を石臼でひいてつくる
乳製品、菓子、スイーツなど、抹茶を使ったもの商品がたくさんありますが、抹茶は、「碾茶(てんちゃ)」というものを石臼でひいてつくります。
碾茶(てんちゃ)は、お茶の新芽がでるころに葉に覆いをして、一定期間日光があたらないようにしたものを摘んで蒸します。ここまでは玉露と同じ。その後、玉露は葉を揉みながら乾燥させますが、碾茶は揉まずに乾燥させます。
乾燥させたものから茎、脈をとり、葉の部分だけにしたものが碾茶(てんちゃ)です。
抹茶のブランドは宇治だけでない
抹茶のブランドといえば、宇治抹茶で代表される京都産の抹茶。
2018年のおいしいお茶をきめる「第72回全国茶品評会」の碾茶(てんちゃ)部門でも、上位の多くを京都産の碾茶がしめています。
第72回全国茶品評会審査結果:てん茶
http://jashizuoka-keizairen.net/news/info/72_2.html
でも、抹茶の元になる碾茶(てん茶)は、京都以外にも、静岡、愛知、三重などで生産されています。なかでも愛知県の西尾市は、抹茶(原材料の碾茶)の生産量が全国の30%を占め、日本でも有数の生産地です。
2月6日を『抹茶の日』と制定したのも、実は愛知県西尾の「西尾市茶業振興協議会」なんです。
抹茶の効能
抹茶をはじめ、お茶にはポリフェノールの一つである「カテキン」が豊富に含まれています。
「カテキン」の効果には、カラダに良いとされるものが多くあるといわれています。
・抗酸化作用
・抗菌作用
・抗毒作用
・免疫機能の向上
・抗ウィルス、抗アレルギー作用
・虫歯菌を抑える
・脂肪の吸収を抑える
・コレステロール減らす。
などなど、
最近では風邪やインフルエンザの予防にも効果があることが話題となっています。このカテキンの効果を使った「トクホ」のペット茶も多く販売されています。
「抹茶」は、このカテキンを含む茶葉すべてを食べてしまうわけですから、お茶の中でも効率よくカテキンを摂取できるスーパーフードなんですね。
長寿の方で、点てた抹茶を毎日いただくのを日課にしている方も多いとか。
近頃はペットボトルタイプで気軽にお抹茶を楽しめる商品もあります。
たまには、お寺や庭園で抹茶をいただく
抹茶スイーツや、ペットボトルタイプで味わうのも抹茶の楽しみ方の一つですが、たまには、「点てた抹茶」を味わってみるのも、抹茶本来の奥深さが楽しめていいものです。
『抹茶の日』。
こんどのお休みにでも、自分でお抹茶を点ててみるのもいいですし、静かなお寺や庭園で点茶をいただいてみてはいかがでしょうか。