【小雪(しょうせつ)】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。<11/22〜12/6>

2022年の小雪(しょうせつ)の時期は、11月22日(火)〜12月6日(火)

二十四節気(にじゅうしせっき)、冬季の節気、小雪(しょうせつ)
小雪とは、冷え込みが厳しくなり、雨も雪となって降り始める頃のこと。わずかな雪という意味で、積もるほど降らないことから小雪と言われたようです。
いよいよ秋から冬に移ってくるという季節でもあり、陽射しが弱くなり、紅葉は散り始め、北海道や東北など山々では初雪も降り始める頃でもあります。

小春日和(こはるびより)とは

秋、だんだん寒くなる頃に、突然よく晴れた春のような感じがする暖かくて穏やかな日のこと。
そもそも気候が「春」と似ていること、また春とは区別する意味合いもあり、旧暦の10月のことを「小春」と呼ばれるように。他に小六月(ころくがつ)とも言われます。現在の新暦だと、10月下旬から12月上旬ごろのことを指します。

ちなみに、小春日和は冬の季語。

小春日和は、春に向かう暖かさではなくて、寒い冬に向かう一時的な暖かさのこと。長くは続かず、晴れると気温がグッと下がり、気温差も10℃以上になることも。昼間が暖かいからと油断せずに、朝晩の防寒もしっかり!気をつけましょう。

錦繍(きんしゅう):11月の和菓子

小雪の生菓子は、「鈴懸」さんの『錦繍』。
今回のお茶は、ほうじ茶

街の銀杏並木もすっかり黄色に色づき、鮮やかな紅葉も盛りを迎えるこの季節、お菓子の世界でも、紅葉の葉っぱや紅葉の世界を表現した和菓子が栗菓子などの渋い色合いの中、店頭を色鮮やかにしてくれます。

お店のお品書きによると、
”「錦繍」とは色鮮やかで美しい立派な織物や衣服のこと。美しい紅葉や花のたとえにも用いられます。深まる紅葉の様を、三種類の彩で表しました。”とのことです。

色とりどりのきんとんの口当たりの良いなめらかさと、粒感がありながらもしっとり柔らかい甘さ控えめの餡のバランスがよく、上品味わいが美味しいです。見た目も美しい!
きんとん製つぶ餡入り。

鈴懸:創業九十余年、博多に本店を構える創作和菓子店。四季折々の素材を使って生み出される鈴懸の和菓子は、味わいだけでなく見た目でも楽しませてくれます。定番人気の「鈴乃〇餅」、「鈴乃最中」は可愛いサイズで、おもたせにもピッタリです。

https://www.suzukake.co.jp/

二十四節気(にじゅうしせっき)とは

二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもの。1年を24等分にし、それぞれに季節を表す名前がつけられています。二十四節気の起点となる立春と、立夏、立秋、立冬の「四立」、夏至と冬至の「二至」、春分と秋分の「二分」を加えた「八節」は、現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

日本には、春夏秋冬と移り変わる四季がはっきりしています。
四季に合わせて、自然の美しい景色の移り変わり、そして行事や食もそれぞれの旬を楽しめます。
そして、お茶のお供の和菓子にも四季それぞれの和菓子があります。日本独特の二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて、その時期の生菓子を紹介します。
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日の入りも早くなり、紅葉も散り始めたり、気が付くと空気がピーンと張りつめて実際に冬を感じはじめる頃ですね。日毎に気温が下がり、乾燥も気になってるので、ハンドクリームなど日頃のケアもちょっと冬仕様に変えていきましょう。風邪予防も忘れずに。

今日もお茶で愉しい、一日を。

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