『お茶』を題材にした小説。『日日是好日：森下典子 著書』
購入したままで、ずっと読んでいなかったのですが、今秋、映画化され公開されると知って読んでみました。
筆者が大学生の時に親のすすめでふとはじめたお茶の稽古。
25年のお茶の稽古を通して、自分自身の心の成長とともに感じる気づきや、『生きている』ことの奥深さが季節の言葉とともにつづられているエッセイです。
小説『日日是好日 「お茶」が教えてくれた１５のしあわせ』、
『まえがき』を読んだだけで、ぐぐっと、引き込まれてしまいます。
世の中には、「すぐにわかるもの」と、「わからないもの」の二種類がある。
・・・すぐにわからないものは、後になって少しづつじわじわとわかりだし、「別のもの」に変わっていく。
読んでいると、はっと、気づかされるような、いい言葉がたくさん。
お茶や、季節の描写がとても繊細で、読んでいると映像が浮かび、空気の匂いまで感じるようです。
お点前の話がたくさんでてきますが、単なる「お茶」の本ではありません。
もちろん、お茶（茶道）に興味があれば、より引き込まれますが、お茶にあまり興味がなくても十分に愉しめる本です。
ページ数は、250ページ程度。
とても読みやすいので、構えずに読めるのもいいところ。
人と比べることなく、日々の一日を大切に過ごしたくなる一冊です。
2018年10月13日から映画化
小説『日日是好日（にちにちこれこうじつ』は、映画となって、2018年10月13日（土）から全国公開されるようです。
小説を読んでいると、この予告を見るだけで、ちょっとグっときてしまいます・・・。
主人公役の黒木華さんや、お茶の先生役の樹木希林さん、まるで小説の中からそのまま飛び出してきたようですね。
＜キャスト＞
・主人公（典子）：黒木華
・お茶の先生（武田先生）：樹木希林
・主人公の従姉妹（美智子）：多部未華子
・監督：大森立嗣
10月13日（土）全国公開
映画：日日是好日
http://www.nichinichimovie.jp/
映画も、とても愉しみです。
気持ちが軽くなる、お茶の小説『日日是好日（にちにちこれこうじつ） 「お茶」が教えてくれた１５のしあわせ』
チェックしてみては。
今日もお茶で素敵な、一日を。
