2018年9月25日に日本橋髙島屋の隣にオープンした日本橋高島屋S.C.(ショッピングセンター) 新館。
その新館の1階、中央通りに面するところに出店している山本山の日本茶カフェ『ふじヱ茶房(ふじえ工房)』に行ってみました。
外から見える店内はとてもスタイリッシュな印象。
スタイリッシュすぎて敷居が高く感じてしまい入店するのに少し躊躇・・・、でも店頭のメニューを見ていると、すぐに店員の方がでてきてメニューを説明してくれました。
平日だったので店内に他のお客さんは1名だけ、お茶を淹れているところがよく見えるカウンター席に座らせてもらいました。
カウンター席の他には、2人掛けのテーブル席と、 8人ぐらいで座れるテーブル席があります。
白基調の店内は天井が高く、お店の外から見る印象より、席についてみるととても落ち着く空間です。
棚などには銅板が使われていて和のエッセンスも。
山本山『ふじヱ茶房』とは
『山本山』は、元禄三年(1690年)の創業の日本茶と海苔の老舗。
老舗百貨店で買える日本茶のお店といえば、『山本山』というぐらいおなじみ。お歳暮やお中元で届くお茶や海苔とえば『山本山』という印象があります。
煎茶を発明したといわれる永谷宗円の作った煎茶を最初に販売したのが『山本山』のはじまりである山本嘉兵衛商店だったとか。
その山本山の日本茶カフェである「ふじヱ茶房」には、『美味しいお茶や海苔を通して日本の素晴らしさを知ってほしい』という素敵な想いが込められているそうです。
美味しいお茶、美味しい海苔をより多くの人びとに味わっていただきたい、そして日本の素晴らしさを知っていただきたい。
「ふじヱ茶房」にはそんな想いが込められています。
<ふじヱ茶房HPより>
メニューは日本茶と和菓子、食事も
日本茶のメニューは、お店のおすすめの煎茶と抹茶。お店限定の日本茶が9種類。
お茶にはすべて和菓子が付いています。玉露は2,310円ですが他は1,500円前後です。
<ふじヱ茶房おすすめ>
・合組煎茶『天下一』:1,540円
・抹茶『天下一』:1,320円
<ふじヱ茶房限定>
・宇治玉露:2,310円
・宇治茶:1,540円
・川根茶:1,650円
・本山茶:1,540円
・狭山茶:1,540円
・八女茶:1,540円
・有機霧島茶:1,540円
・京ほうじ茶:1,320円
・玄米茶:1,320円
他、海苔めん、海苔にぎりなどの軽食もあります。
メニュー:ふじヱ茶房
https://fujie.yamamotoyama.co.jp/sabo/
合組煎茶『天下一』と、八女茶を注文してみました。
和菓子は季節の和菓子。300年の歴史のある『日本橋 長門』の和菓子です。
この日は5つの中から好きなものを選べるようになっていたので、「求肥で包んだ柿の形の生菓子」と、「栗の和菓子」にしてみました。
注文すると、早速、目の前でお茶を淹れる準備がはじまりました。
姿勢が良く、手際のいいお茶の淹れる姿は、見ていてとても気持ちがよく、ちょっと一流バーテンダーの作法をみているよう。
お茶は三煎までゆっくり味わえる
合組煎茶『天下一』と柿の和菓子。
煎茶は、黄色の水色で旨味の中に渋みがしっかり。
柿の和菓子は、ほどよい甘さのあんと求肥の食感が楽しめる和菓子。
こちらは、八女茶と栗きんとん。
八女茶は鮮やかな緑の水色で、旨味がしっかりですが爽やかな風味。
栗の和菓子は、見た目は栗きんとんですが練り切りに栗がのっている感じで、栗の風味が楽しめる和菓子。
お茶が飲み終わるころを見計らって、二煎目、三煎目の声掛けをしてくれます。
店内は音楽などは流れていないので、とても静か。
会話がないとお茶を淹れる音が静かに聞こえて、外の雑沓を見ながら聞く日本茶の音はとても不思議で心地いい感覚になります。
日本橋の老舗『山本山』の日本茶カフェ『ふじヱ茶房(ふじえ工房)』で、おいしい日本茶と和菓子を味わいながら、日本の良さを再認識してみては。
今日もお茶で素敵な一日を。
営業時間 | 10:30~20:00(L.O.19:00) |
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定休日 | 無休 |
お店のURL | https://fujie.yamamotoyama.co.jp/ |
住所 | 中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング1階 |
備考 | 元禄三年(1690年)の創業以来、「おいしいお茶を、多くの人に味わっていただきたい」という初代山本嘉兵衛の想いを込めて、一煎一煎丁寧に淹れてくれる厳選したお茶と生菓子をいただけます。9月25日に日本橋高島屋新館1Fに移転。 |