「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」
狭山茶は日本三大茶の一つです。深みのある濃い味わいでも有名なお茶です。
埼玉県内でつくられるお茶は狭山茶と呼ばれ、狭山茶の半分以上は、入間市で栽培されています。この地域は関東ローム層で、雨が多く水はけのいい土地であることもお茶の栽培に適しているようです。
その狭山茶の中心地、入間市の茶畑を見に行ってきました。
狭山にはクルマが便利
入間は、池袋から西武池袋線で40分。
クルマだと東京から関越経由、圏央道の入間ICまで1時間程度です。
茶畑を見てまわるのにはクルマの方が便利そうなので、圏央道を通ってクルマで向かいました。
関越経由でいくと入間ICの少し前に「狭山PA」があります。
きっとお茶に関するものがありそうなので、休憩をかねて立ち寄ってみます。
狭山PAはお茶一色
売店に入ってみると、お茶に関する商品で緑一色。
あらゆるものに「お茶」がついています。
抹茶の生シューアイス
抹茶かりんとうとほうじ茶かりんとう
狭山茶のお茶ペットボトル
アイスコーヒーに並んでアイス狭山茶
抹茶のメロンパンは、なぜか宇治の抹茶。。
抹茶ソフトは、さっぱりしてましたが、抹茶の味は控えめ
茶畑は入間ICおりてすぐ
入間ICを降りて、5分程度クルマを走らせると、目の前に茶畑があわられます。
茶畑は、比較的平坦なところに広がっていて、茶畑の真ん中をクルマで走る感じです。
畑は道のぎりぎりまできています。
一番茶の刈り取り時期は、少し前(4月下旬〜5月上旬)だったようで、
きれいに刈り取られた茶木が多く見られました。
新芽がきれいな若草色
刈り取りは機械がメイン
狭山ランチは、入間博物館内のレストラン「一煎」
せっかくなので、ランチはお茶をつかったものでと思いながらも入間は観光地ではないので、そういったお店はない様子でしたが、
入間市博物館(お茶の博物館)の敷地内に「一煎」というレストランを見つけました。
博物館は、茶畑から5分程度のところにあります。
広い敷地の駐車場にクルマを止めて、右奥にある「一煎」に入りました。
席は4人掛けが10程度で、窓に囲まれた明るい店内です。
彩り6鉢(ご飯、お吸い物付)¥970
を注文
お茶を取り入れた料理。お茶の入った山かけ、お茶のコロッケ、お茶のポテトサラダ、抹茶のかかった茶碗蒸し。
正直あまり期待をしていませんでしたが、コロッケは揚げたて、味付けもとても満足できる料理でした。
野菜は、すべてその日に採れたものを使っているそうです。
「一煎」のご主人。終始笑顔でとても愛想のいい方で、居心地のいいお店でした。
お茶の博物館は硬派な印象
ランチの後、入間市博物館(お茶の博物館)を見学。入場料 ¥200/人。
入間の歴史からはじまって、世界のお茶の歴史、お茶の基本知識、狭山茶のことを硬派。。に展示している博物館でした。
茶畑に沢山あった扇風機のようなもの、なんだろうとおもっていたら、展示物にありました。防霜(ぼうそう)ファン。新茶のとれる時期に新芽に霜がつかないように設置されているそうです。
畑にたくさん設置されている防霜(ぼうそう)ファン
狭山茶は、自園・自製・自販
博物館に寄ったあと、近くの農園で新茶を試飲させてもらいました。
狭山茶は、お茶を栽培する農家がお茶の生産から販売まで一貫しておこなっているところが多く、家族経営だそうです。
お茶は、生もの。茶葉の刈り取りから荒茶まで加工までその日におこなうため、試飲させていただいた農園でも4月下旬から5月上旬の新茶がとれるこの時期は、毎日夜中まで家族で作業をしていたそうです。
実際に、茶畑を見て、生産している農家の方のお話を聞くことで、狭山茶がとても身近に感じることができました。
お茶を満喫したら、アウトレットによって
入間には、三井アウトレットパック入間があります。茶畑から10分程度です。
茶畑を満喫したあとは、アウトレットによっても入間を一日楽しむことができます。
・入間市博物館 アリエット
http://www.alit.city.iruma.saitama.jp/07tea-museum/index.html
日本三大銘茶のひとつ、狭山茶の茶畑を訪ねてみてはいかがでしょうか。
今日もお茶で楽しい一日を。