「はだか麦」を使用した麦茶を見つけました。
麦茶の原料は普通「六条大麦」です。「はだか麦」の麦茶っていったいなんでしょうか?
大麦には、二条大麦と六条大麦があります。二条大麦はビールや焼酎の原料として使用され、麦茶には六条大麦が使用されています。二条大麦、六条大麦にはそれぞれ皮麦、裸麦という種類があって、麦の皮が取れやすいものを「裸麦(ハダカムギ)」といいます。一般的な麦茶は「六条大麦の皮麦(カワムギ)」が原料として使用されています。
日本で栽培されているはだか麦は六条大麦のはだか麦です。『はだか麦の麦茶』とは六条大麦のはだか麦を原材料にした麦茶ということになります。
<はだか麦の麦茶>:六条大麦のはだか麦が原料
<一般的な麦茶>:六条大麦の皮麦が原料
はだか麦の主な産地は愛媛県
はだか麦の主な産地は愛媛県、香川県、大分県などの四国や九州です。日本で栽培される六条大麦のほとんどは皮麦(カワムギ)のため、はだか麦の六条大麦は稀少な大麦ということになります。はだ麦は主に味噌の原料として使用されています。
はだか麦にはさらに、「うるち性」「もち性」という2つの種類があります。お米に「うるち米」と「もち米」があるようなイメージです。もち性のはだか麦は「もち麦」と呼ばれ、水溶性食物繊維が多く含まれていることから、ダイエット食としてお米といっしょに炊いて食べるなど主食としての食べ方が注目されています。
より甘くやさしい風味がする「はだか麦茶」
そんな「はだか麦」の麦茶を実際に飲んでみました。飲んでみたのは、小谷穀粉の「金麦茶」。
パッケージには、「愛媛県産マンネンボシ はだか麦100%使用」と表示されています。
マンネンボシは、六条はだか麦の品種です。他にイチバンボシ、トヨノカゼ、ダイシモチなどがあります。
入れ方は普通の麦茶と同じ、煮出しても水出しでも作ることができます。
麦茶なのでもちろんノンカフェイン。
水色は明るい茶色です。「はと麦茶」の黄金色に比べると濃い茶色ですが麦茶より明るい色をしてます。
味わってみると、香りも味も麦茶そのものなのですが、より甘みがあってやさしい感じがする麦茶です。苦みも少ないので小さいお子さんには良さそうです。
「はだか麦」を使った麦茶。麦茶といっても種類も色々。その種類によって少し違った香りや味が楽しめるのはなかなかいいものです。
今年の夏は、麦茶と飲み比べしてみてはいかがでしょうか。
今日もお茶で楽しい一日を。