【大寒:だいかん】季節の生菓子とお茶を愉しむ。<1/20〜2/3>

2023年の大寒(だいかん)の時期は1月20日(金)〜2月3日(金)

冬季の二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ、大寒(だいかん)
”寒さが大きい”との字の如く、冷え込みもはげしく、一年の中で最も寒さが厳しい時季です。「寒の内」のちょうどまん中にあたります。大寒がすぎると、次は「立春」となり、暦の上においては春がやってくることになっています。

”寒”の時期

寒仕込み」といって、この寒さを利用して、味噌や醤油、日本酒などの仕込むのに最もよい時期が大寒とされています。
寒の内の間に汲んだ水のことを「寒の水」といい、雑菌が少なくて体にも良く、また長期保存に向いているとされ、この「寒の水」で仕込んだものは腐らないといわれています。

また、寒稽古や寒修行と呼ばれる神事もこの時期に行われることが多いです。

福寿草(ふくじゅそう):1月の和菓子

大寒の生菓子は、塩瀬総本家さんの『福寿草(ふくじゅそう)』にしてみました。
名前に”幸福と長寿”の意を持つ、春を告げる代表の花、福寿草。旧暦の新春頃に咲き出すことから、新年を祝う花として、おめでたい「元日草(がんじつそう)」や 「朔日草(ついたちそう)」 とも呼ばれまています。

お店のお品書きを拝見すると、
”「福」のつくめでたい花「福寿草」。花の黄色と葉の緑が鮮やかに出来ました。”とのことです。

緑の葉の上に、黄色の花が可憐に咲いています。緑と黄色の明るい色に、まだ遠い春を感じさせてくれるような・・・。
練りきり製で、こしあん入り。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは

二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもの。
1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、24等分にしたものに季節を表す名前がつけられています。二十四節気の起点は「立春」、その後、立夏、立秋、立冬と暦の上での春夏秋冬を分割する「四立」、夏至と冬至の「二至」、春分と秋分の「二分」を加えた「八節」は、現在で季節の節目を示す言葉として使われています。

日本には、春夏秋冬と移り変わる四季がはっきりしています。
四季に合わせて、自然の美しい景色の移り変わり、そして行事や食もそれぞれの旬を楽しめます。
そして、お茶のお供の和菓子にも四季それぞれの和菓子があります。日本独特の二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて、その時期の生菓子を紹介します。
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一年の中で一番寒い時期ではありますが、春の訪れの一歩手前と思うと、この寒さならではの今・・・を楽しめるのかもしれませんね。

今日もお茶で愉しい、一日を。

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