東京中央区にある「浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)」。
江戸時代を代表する大名庭園。元は徳川将軍家の鷹狩りの場所でした。6代将軍家宣の時に「浜御殿」として将軍家の社交場になり、明治維新後、皇室の宴遊地として「浜離宮」となりました。
昭和20年に東京都立の庭園となり一般に公開されています。
その「浜離宮庭園」で抹茶がいただけます。
浜離宮庭園は、JR、メトロ新橋駅から海の方に歩いて12分程度のところにあります。
高層ビルに囲われた庭園
入る前から庭園が大きいことが想像できる門構え。
受付を済ませて中に入ります。
入園料は、一般300円。
65歳以上150円(小学生以下または都内在住・在学の中学生は無料)
庭園に入ってまずの見どころは、「三百年の松」。
都内の最大級の黒松。300年前に6代将軍徳川家宣が植えたと言われています。
デカっ。横にまわってみてみると、ちゃんと一本の幹から枝が伸びているのがわかりますよ。
紅葉は所々といった感じ。庭園全体が紅葉する感じではありませんが、逆に紅葉した木が際立ってみえます。
庭園は広くて、どの方向にも超高層ビルが見えます。
「高層ビル借景の庭園」
浜離宮ならではの景色です。
お抹茶のメニューは2つ
浜離宮の「潮入りの池」。池の水は海水です。
池の中には、ハゼやうなぎ、ボラなどの海の魚がいます。
池のまん中にあるのが「中島の御茶屋」。
お抹茶がいただける茶屋です。
そびえ立つ高層ビルと茶屋のコントラストは何とも言えない不思議な空間です。
お抹茶のメニューは2つ、
抹茶と上生菓子のセット 720円。
抹茶と饅頭のセット 510円。
茶屋に上がったところで注文してから席に。
ここは抹茶を注文しなくても休憩だけであがることができますよ。
席は室内に赤い毛氈(もうせん)の座敷と、テーブル席。外のテラスにもテーブル席があります。
曇っていましたが、さほど寒くなかったので、外のテラスでいただくことにしました。
庭園を眺めていると抹茶とお茶菓子がでてきました。
上生菓子は、「冬木立」。
甘さ控えめ、とても上品でおいしい。
こちらは「浜」の焼き印の入った薯蕷(じょうよ)饅頭。
薯蕷(じょうよ)とは、つくね芋を生地につかったもの。お土産で買って帰ることもできます。
ここ浜離宮でしか味わえない高層ビル群借景の大名庭園でお抹茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
浅草から水上バスのクルーズで浜離宮にいってみる
浜離宮庭園は、新橋から歩いていくこともできますが「水上バス」で行くこともできます。
浅草から浜離宮まで隅田川をクルーズしてみるのもオススメです。
浅草の水上バスの乗り場。
浅草の水上バスの乗り場は、浅草松屋近くの吾妻橋のところにあります。
浅草から浜離宮まで35分。
運賃は、入園料(300円)込みで、980円。
1時間に1、2本の間隔で運行していますが、浜離宮に止まらない時間もあるので、事前にチェックしておきましょう。
時刻表:東京クルーズ
http://www.suijobus.co.jp/price/
浜離宮までに10以上の橋をくぐっていきます。
佃島の高層マンション。
勝ちどき橋をくぐると、今話題の築地市場も右側に。
築地市場を過ぎると浜離宮が右側にみえてきます。
右に旋回して狭い水門から中に。。
浜離宮に到着!
浜離宮から浅草までのクルーズもできるので帰りに浅草に立ち寄るルートでも楽しむことができます。
営業時間 | 9:00~17:00 (L.O.16:30) |
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定休日 | 12月29日〜1月1日 |
入園料 | 一般: 300円 |
お抹茶 | 720円(上生菓子とのセット) / 300円(抹茶のみ) |
お茶処のURL | http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index028.html |
住所 | 中央区浜離宮庭園1-1 浜離宮恩賜庭園内 |
備考 | 徳川将軍家の大名庭園。四季折々の風景をのんびり眺めたり、散策に疲れた時におすすめの茶屋です。 |