【静岡お茶巡り】牧之原『茶畑』&『グリンピア牧之原』でお茶を楽しむ。

静岡県のお茶は日本茶の三大銘茶の一つ、お茶の生産量は全体の40%を占め全国トップ。静岡はまさに日本が誇る茶処です。

その静岡県の茶処の一つ牧之原の茶畑を訪ねてみました。
牧之原(牧之原台地)は、静岡の中西部、大井川の西側。牧之原市、菊川市、島田市、掛川市にまたがります。

どこまでも広がる美しい牧之原の茶畑

牧之原の茶畑は、北は新東名から南は海近くまで東名高速を挟んだ一帯に広がっています。新東名高速の島田金谷ICか、東名高速の相良牧之原ICで下りて15分程度。高速を下りるとすぐに茶畑が目に入ってきます。

走っても走っても右に左に広がる茶畑はただただ圧巻。

牧之原の広大な茶畑 その3

どこまでもひろがる新芽一色。

静岡牧之原に広がる新茶の茶畑

傾斜地のうねりのある畑は見応えがあって、パッチワークの畑として有名な北海道美瑛の茶畑版のようです。
特に新茶の4月下旬から5月にかけては芽吹いた新芽の若草色がすばらしい。

牧之原の広大な茶畑 その4

牧之原は台地なので高さもあり、すご近くを流れる大井川を見おろすこともできます。

果てしなくつづく茶畑をクルマで走ると、山の側面に大きな「」という文字が、粟ヶ岳の有名な茶文字。いつの間にか掛川市に入ってしまっていた様子。

写真に撮ると小さく見えてしまいますが、実際は結構大きい。この「茶」の文字の木。なぜかチャノキではなくヒノキらしい。

牧之原の茶文字 引きカット 牧之原の茶文字 寄りカット

この燦々と降り注ぐ太陽の光をあびて、栄養をたくさん蓄えた茶葉がお茶になることを考えると、お茶が日本が誇るスーパーフードの理由がわかります。この茶畑を見ずしてしてお茶はいただけませんね。

牧之原の新茶の茶畑アップ

グリンピア牧之原で茶づくしランチ

広大な牧之原の新茶の茶畑を堪能した後は、茶摘みやお茶工場の見学もできるという「グリンピア牧之原」に寄ってみました。牧之原の茶畑から10分程度の場所にあります。

名前のイメージとちがって外見は大きな製茶工場。観光バスも止まっていて団体客もきているようです。

グリンピア牧之原の全体 グリンピア牧之原の寄りカット

駐車場の前は、かぶせ茶の覆いが施してある茶畑が広がっていました。

グリンピア牧之原に着いたのがお昼時だったので、まず、敷地内にある食事処「丸尾原」でランチをいただく事にしました。

グリンピア牧之原の食事処「丸尾原」の外観

伺ったのがゴールデンウィークだったのでメニューは、連休用のワンメニュー。

2,000円の新茶の膳。少し高めですが一応観光地ということで・・・。

お店は座敷席と椅子席が半々、大人数でも入れる広さです。座敷席にあがって注文するとすぐに先付けがでてきました。
新茶の天ぷら』。少し苦いですが、サクッとしていて塩をつけるとおいしい。

つぎは、オードブル的なものが。海老も大きめで食べ応えあります。

そして、メインがどかん!
す、すごいボリューム・・・、ランチですけど。

お茶のかき揚げ、お茶をまぶした刺身、茶そば、茶飯などなど・・・すべてお茶をつかったもの。
これで2,000円ならお得感ありますね。

全体的に繊細な味つけという感じではありませんが、他では食べれない茶づくしのメニューは、なかなか満足度高いです。

お茶工場の見学は無料

かなりの満腹状態で、お茶工場の見学へ・・・。
工場の見学は無料です。

工場の中に入ると、お茶のいい香りがしてきました。牧之原のお茶の成り立ちや、荒茶加工に使用する機械が幾つか展示してあります。近くに寄るとスイッチが自動で入って少し寂しい感じで動いてくれます。

茶摘みの道具なども無造作に置かれていたりして。これは二人用の摘採機。

お茶製造の流れがパネルで詳しく紹介されいました。海外の観光客も多いのか、英語の翻訳付きです。

実際に稼働中の工場内をガラス越しに見る事ができます。ちょっと遠くな感じで何の工程なのかはわからないので雰囲気だけ。

製茶の袋詰めのラインもみれますが、お茶の製造とは直接関係ないかも・・・。

ほうじ茶に火入れをしている釜もありましたが、見れるのはガスの火だけ・・・。

荒茶作りの体験もできるようですが団体さん向けなのか、この日は静かな感じ。

展示物の文章をじっくり読み込まなければ一周10分程度の見学コース。お茶工場の雰囲気を味わう程度であれば十分ですね。無料なので・・・。

販売所には「ななや」の7倍抹茶ジェラートも

隣接している販売所「逸品館」に入ってみると、広い店にはお茶関連の商品ばかり。新茶もたくさん並んでいました。

店内に茶摘み体験の券売機が・・・。グリンピア牧之原では有料で「茶摘み体験」もできます。
大人820円、子供720円。
平日は11時のみ、土日祝日は11時、14時の2回。

お茶摘みの衣装もレンタルできます。
衣装のレンタル 880円。

茶摘み体験の自販機

あの日本一濃い抹茶ジェラートで有名な「ななや」の出張店もありました。
藤枝、浅草、青山のお店とちがって待ち客なし・・・ここなら並ばずに食べれそうです。

抹茶ジェラートのななやの売店

お土産用のジェラートカップも。

ななやのジェラートのおみやげカップ

静岡県牧之原市の広大な茶畑グリンピア牧之原でお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。新茶の時期の茶畑は一見の価値ありです。

今日もお茶で楽しい一日を。

グリンピア牧之原
http://grinpia.com/

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