6年前に購入した古谷浩一さんの急須。
もともと、浩一さんのお父様である信男さんの器が好きで愛用していた事もあり、急須を探したところ浩一さんの作品にたどり着きました。
古谷製陶所の器は、どれも粉引の白い和食器です。
シンプルで、優しく素朴な風合いが特徴ですが、真っ白ではなく、褐色の地に白色の化粧泥を施し、釉薬をかけて焼き上げているので、器の下の方に見られる土色が、なんとも味わい深い表情を作り出しています。
緑茶だけでなく、紅茶や中国茶も
この急須にところどころ見られる黒い小さな点は、鉄散といい、鉄粉を散りばめる事によって現れる模様だそうです。
普通の急須と比べるとかなり大きめで、2人分の煎茶なら、半分までお湯を入れれば十分なくらいなので、緑茶だけでなく、紅茶や中国茶などでも楽しむ事ができます。
その為か、ポットとして紹介されている事が多いです。
注ぎ口や蓋が、かなり欠けてきてしまいましたが、それも味の一つ。
すでに、引退されている信男さんの器とともに、これからも大切に使っていきたいです。
お気に入りの茶器は愛着が深まり、いつまでも使っていたいものですよね。
今日もお茶で素敵な一日を。
古谷製陶所
http://kohiki-furutani.com/
おまけ!
我が家も犬(くぅー)もこの急須と同い年!