やっぱりちがうよ!京都祇園で味わう「辻利」の抹茶カフェ。

京都の祇園四条通にある宇治茶の老舗「辻利」のカフェ店舗に行ってみました。
京都宇治総本家 辻利」。

「辻利」は初代の辻利右衛門(つじりえもん)から150年つづく宇治茶の老舗。スーパーでは茶葉だけでなく、アイスや飲料などでも辻利の商品をよくみかけます。

この「京都宇治総本家 辻利」の京都店(きょうとみせ)は、2014年9月にオープンした辻利初の店舗です。「つじり」と聞くと昔からよく行列している「都路里」というお店が近くにありますが、そちらは分家の「祇園辻利」の茶寮ブランド

洗練されたお店は「辻利」の押し出し感がすごい。

入り口には、カフェが注文できるカウンターがあります。上は吹き抜けになっていて壁には辻利の大きな看板。スーパーやコンビニの商品だけで「辻利」を知っていると「ここが辻利か〜!」と看板を見上げてしまいます。

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反対側には辻利の茶箱がディスプレイしてあって、老舗茶屋の雰囲気を出しながらも新しく洗練されている印象。

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メニューも辻利カフェのテーマが「抹茶の新感覚体験」だけあってたくさんあります。これはお茶好きも、甘いもの好きもテンンションがあがるメニューです。

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悩みつつ、秋メニューとレギュラーメニューから、

京ラテ フロート つぶ栗 (Sサイズ) 594円。
京ラテ 濃い茶 アイス (Sサイズ) 432円。

を購入して、階段から2階のカフェスペースにあがりました。
奥にはお土産販売のスペースがあります。

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カフェスペースは広くはありませんが、少し暗く落ち着いた雰囲気。
25席程度と、スタンド用のテーブルが3つぐらいあります。

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「本場」のお店で味わう抹茶ラテはちがう。

「京ラテ フロート つぶ栗」

京ラテ濃い茶に辻利ソフト、栗あん、白玉がのっています。
辻利ソフトは、甘さ控えめで抹茶の風味も苦みもあっておいしい。栗あんは甘め。濃い茶は抹茶の風味がとてもいいさっぱりした抹茶ラテ。ソフトと濃い茶が混ざってくるとかなりの至福感がありますね。

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「京ラテ 濃い茶 アイス」

濃い茶にホップクリームがのっています。濃い茶はさっぱりしているので、のどが渇いているときに飲んでもいい感じです。クリームと混ぜると濃厚なラテになりますが、抹茶がしっかりしているのでミルク感が立ち過ぎることもありません。

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それなりの値段はしますがお店でたべるとちがうな〜という感じです。抹茶もミルクも新鮮でシンプルな感じがしてスーパーの商品とはやはり別物です。もちろん「京都にいる」ということもプラスされてますけど・・・。

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辻利の精神「守破離」

守破離(しゅ・は・り)」。
茶人「千利休」の言葉で「物事の本質は忘れず、新しいことに目を向け、新しく生み出し発展させていくこと」。茶道だけでなく、物事を極めるために大切なこととして説いたといわれています。

「辻利」精神もこの「守破離」です。

千利休が説いた「守破離」。“守(しゅ)”は型や決まり事を身に付けること、“破(は)”は他の良いところを取り入れること、“離(り)”は独自の新しいものを生み出し、確立させることを表します。
辻利は、この精神に基づき茶の良いところを世に伝えるため伝統的な製造法を守りつつ、型にとらわれない茶の新しい可能性を探求しています。

これからも辻利の提案する新しいお茶の楽しみ方を注目したいですね!
京都祇園にいったときは、「辻利」で本場の抹茶カフェを味わってみてはいかがでしょうか。

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「宇治京都総本家 辻利」
〒605-0075
京都府京都市東山区
四条通大和大路西入中之町 215
営業時間 :11:00~20:00 (年中無休)
http://www.kataoka.com/tsujiri-shop/index.html

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