「特保(トクホ)」の緑茶なかでも先駆け的な、高濃度茶カテキン飲料の花王「ヘルシア緑茶」。
他社のトクホ製品と比べ、効果はあるが苦いと言われる「ヘルシア緑茶」と、その姉妹品の「ヘルシア緑茶すっきり」を飲み比べてみました。
どちらも、1本当たり茶カテキンの含有量は540mg。
急須でいれた緑茶にすると、湯のみ約9杯分(約1350ml)の茶カテキン量に相当します。ヘルシア1本当たりの内容量は350mlですので、茶カテキンの濃度は急須で淹れた緑茶約4倍です。
『ヘルシア緑茶』ちがいは何?
「ヘルシア緑茶」と「ヘルシア緑茶すっきり」とで何が違うかというと、カフェイン含有量が1本(350ml)あたり前者が80mgで後者が60mg。
カフェインを減らすことで苦みを抑え、すっきりさせたと言えます。
80mgのカフェインは、急須でいれた緑茶であれば湯のみ約3杯分、コーヒーであればカップ1杯分くらいに相当します。
カフェインは、脂肪燃焼効果があり「リパーゼ」という脂肪の分解を促進する酵素を活性化させる働きがあり、その働きによりカテキンと同様、体内の脂肪が分解されエネルギーとして消費されます。
苦み少なく飲みやすい『ヘルシア緑茶すっきり』
「体の脂肪を分解・燃焼しやすくする系」で比較される緑茶に、伊藤園の「特茶」がありますが、「特茶」は最初にかなり苦みを感じるものの、緑茶というよりほうじ茶のような香ばしさがある印象でしたが、「ヘルシア緑茶」は緑茶の苦みが先行してしまう印象です。
では「ヘルシア緑茶<すっきり>」はというと、元祖「ヘルシア緑茶」に比べると、パッケージデザインも水色も薄くなり、見た目は軽い感じになりました。
「苦味をおさえることで緑茶葉の持つ香りと旨みを引き出し、緑茶本来のすっきりした味わいを実現しました。」という花王のキャッチコピー通り、ずいぶん飲みやすくはなりましたが、正直、緑茶葉の香りや旨みまでは・・・。
ダイエット効果を期待して飲用することが多いトクホの緑茶ですが、脂肪を燃焼させる手助けはしてくれますが、勝手には燃焼はしてくれないので、運動とセットでその効果が得られます。
効果が薄いからといって、過度に茶カテキンやカフェインを摂取することは、逆に美容や健康を害することもあるので、バランスよく摂取したいですね。
今日もお茶で素敵な一日を。