スモーク(薫製)とは食材に煙をあて、煙に含まれる殺菌.防腐成分を食材に浸透させることで長期間の保存が可能な保存食のことです。
せっかく、煙をあてるのなら香りのいいものがいいと、「ピート」や「さくら」、「なら」など数多くのスモークチップやスモークウッドが薫製用に市販されている訳です。
そうなると、この食材には合うチップのはなに?とか、わざわざチップを買ってきたりと、なんとなく敷居が上がります。もちろん香りや風味も大事、でもビールのお供になるくらいのちょっとしたスモークでいい。
であれば、緑茶の「茶葉」でいいんです!
要するに加熱して煙が出るものであれば、燻煙材として使用できるわけ。
飲み終わった「茶殻」でもいいですし、茶葉とまぜちゃってもいいんです。
というこで、自宅の茶葉でできる簡単スモークをご紹介。
茶葉スモークの材料と作り方
材料
・ゆで卵
・ソーセージ(スモークされてないもの)
・チーズ(雪印ファミリアチーズ、ファクトリーチーズ、6Pチーズなどが熱に強くてよい)
・かまぼこ(冷蔵庫にあったので)
※冷蔵庫にあるもので、手軽にどうぞ。
燻煙材(緑茶の茶葉)
・茶葉、茶殻
・ザラメ(中双糖)
作り方
中華鍋にアルミホイールを敷き、茶葉、茶殻は底の部分が隠れるくらいで、ザラメも適宜。
(写真は茶葉10g/茶殻は急須1杯分程度、ザラメ大さじ2程度)
ザラメは艶や色付けをよくしてくれる役割と、ほんのり甘みがつきます。
チーズやタマゴをスモークするときはおすすめです。
網の上に、材料をのせます。
あまりたくさん並べ過ぎるとスモークの回りが悪くなるので注意。
材料ごとの間隔をあけてください。
最初の5分程度は強火。
煙が立ってきたらあとは中火で30分程度でできあがり!
なんと、チーズが溶けて落下!
チーズの下には、受け皿になるようにホイールを敷きましょう。
また、落下したのは雪印の切れてるチーズ。溶けやすかったのであまりおすすめしません。
食材の味が凝縮される
スモークはできたてよりも、時間が経過してきた方が色付きも落ち着き、艶もあざやかになります。
それぞれの食材の味が凝縮されてきて、美味しさが際立ってきます。
落ちたチーズも時間が経って冷えれば、問題なくいただけました。
茶葉の香りはほとんど感じないですが、ザラメが色合いと甘い風味で味わいを深めた感じです。
簡単茶葉スモーク。
この季節、ビールのおつまみに最適です。
大物(肉、魚)にチャレンジするまえに、定番から試してみてはいかがですか!
今日もお茶で楽しい一日を。