昔から伝わるいろいろなおばあちゃんの知恵、本当にすごい!
「やけどをしたらアロエを塗る」「お茶ガラを床にまいてからほうきで掃く」など、科学的な検証とかに頼らず、身を持って体験した効能を伝えてくれています。
きっと、一度は聞いたことのあるお茶に関するおばあちゃんの知恵と、現代で着目される茶の健康効果や効能。
お茶一杯には、そんな古くて新しい知恵が込められているのでは…。
お茶でうがいをすると風邪をひかない?
緑茶には、強力な殺菌効果があるカテキンが含まれています。
カテキンは、インフルエンザや風邪の要因となるウイルスや細菌の感染力を抑制させることが出来ると言われています。
また、ビタミンCも含まれるため、荒れた粘膜を修復する効果も期待できます。
お茶うがいは、風邪やインフルエンザ予防にまさに効果的な対策なのです。
昔の人は「お茶でうがいをするといい」とよく言いますが、これはカテキンの殺菌効果を体験的に知っていた、おばあちゃんの知恵によるものなのでは…。
うがいに使うお茶は1番茶でなく、出がらしで作ったお茶で十分。
急須で入れた緑茶はカテキンたっぷり! お茶を楽しんだ後でうがいをすれば、より予防効果を高められるでしょう。
食後の1杯で口臭&虫歯の予防?
口臭の原因は、以下考えられます。
①食事やタバコなどの生理的口臭
②ストレスによる口の渇き性
③虫歯や歯周病 など
緑茶には、消臭効果があるカテキンとリラックス効果があるテアニンが含まれています。
カテキンは、口臭の原因の一つ、乳酸を発生させる虫歯菌であるミュータンス連結球菌に効くので、口臭が発生しにくくなります。
テアニンは、ストレスを緩和してくれるので、ストレス性口臭の予防になります。
また緑茶には、歯のエナメル質を溶かす虫歯菌に効くカテキンだけでなく、歯のエナメル質に皮膜を作るフッ素も含まれるので、虫歯を予防する効果もあります。
食後の緑茶一杯で、お口の悩みを予防できるのです。
我が家も、祖父母、両親ともに食後(特に夕食後)には、当たり前のように急須で淹れた緑茶を飲んでいました。知ってかしらずか、この習慣も先人の知恵が生活の中で伝えられてきたのでしょう。