鎌倉市浄明寺にある「報国寺(ほうこくじ)」。
「報国寺」は竹寺として有名。観光地の格付けをするミシュラン・グリーンガイドで三ツ星を獲得しているお寺です。創建(開基)は、室町幕府を開いた足利尊氏の祖父にあたる足利家時公。
その報国寺(ほうこくじ)でお抹茶がいただけます。
報国寺へはJR鎌倉駅から京急バスで12分程度、「浄明寺」で下車します(バス:鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行き、ハイランド行き)。徒歩なら鎌倉駅から30分程度です。
バス停から少し戻って横断歩道を渡り、路地に入ります。
春は菜の花がきれい。
すぐ近くには、浄妙寺があります。鎌倉五山として有名でお抹茶もいただけるお寺です。
関連記事:【鎌倉で抹茶】浄妙寺(じょうみょうじ)で抹茶を楽しむ。
徒歩2分程度で報国寺の門が見えます。このあたりは文豪・川端康成も住んでいたことがあるようです。
春は桜が美しい
報国寺は竹林のお寺として有名ですが、春は桜がとてもきれいです。
境内の桜が咲いている場所は、拝観料なしでも入れるエリア。
緑の中に咲く桜がきれい。
拝観料とお抹茶代を払って竹林へ
竹林のある境内に入るには、受付で拝観料を払います。
拝観料 200円
抹茶(干菓子付) 500円
境内の中に入ると、すぐに生い茂った竹林が目の前に。
これは圧巻・・・。
太い竹が空高くまで伸びていて、ここは夏になっても涼しそうですね。
写真を撮ろうと思っても、どこを切り取っていいか悩みます・・・・
この雰囲気、とても写真には納まりきらない。
休耕庵(きゅうこうあん)で竹林を眺めながらお抹茶
お抹茶の頂ける休耕庵(きゅうこうあん)は、竹林の回遊コースの途中にあります。
お茶席は竹林を見ながらお抹茶を頂けるようになっています。この日は平日だったのですが席は8割程度埋まっていました。
庵の中に入ると、あらっ。美しい和服の女性・・・
このような場所には、和服がとても似合います。
外人の方に何度も「Can I take a picture?」と声をかけられていました。たしかに絵になりますね。
受付で購入した抹茶券を渡して席につきます。席は埋まっていましたが回転が早く、それほど待たずに座れました。
お抹茶席からの眺めはとても素敵。
さわさわ〜〜 静寂の竹林を抜ける風の音や鳥のさえずりが心地良くて、とても落ち着きます。
お抹茶の準備ができると番号を呼ばれます。お抹茶は自分で取りにいくシステム。
お寺のお抹茶でセルフはちょっと珍しいかも・・・・
お菓子は、小さい落雁が2つほど。
左の落雁は、足利氏の家紋「引両紋(ひきりょうもん)」の形をした落雁。足利二つ引両です。
落雁はきめ細かい舌触りで、やさしい甘さ。
お抹茶の泡は細かく、少し薄めですがさっぱりといただけるお点前でした。
竹林だけでなく石庭も楽しめる
竹林は回遊できるようになっていて、奥に進むと、苔のきれいな灯籠やお地蔵さんを見る事ができます。
本堂には池や石庭もあって、竹林に引けとらずに心地いい場所でした。
春は竹林と桜。秋になれば紅葉を楽しむこともできる鎌倉の「報国寺」。
竹林の中でお抹茶をいただきながら心を癒してみてはいかがでしょう。
帰りは、近くにある浄妙寺の寺カフェでお抹茶をいただくものおすすめ。境内には石釜で焼く自家製パンを楽しめるガーデンテラスレストランもあります。
関連記事:【鎌倉で抹茶】浄妙寺(じょうみょうじ)で抹茶を楽しむ。
今日もお茶で素敵な一日を。
拝観時間 | 9:00~16:00(抹茶の受付〜15:30) |
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休館日 | 12月29日〜31日 |
拝観料 | 一般: 200円 |
お抹茶 | 500円(干菓子付) |
お寺茶処のURL | http://www.houkokuji.or.jp/ |
住所 | 鎌倉市浄明寺2-7-4 |
備考 | 「竹の寺」で有名な足利家ゆかりの報国禅寺。「竹の庭」の茶席で心地良くさえずる風と竹林の音を聞きながらの一服を楽しめます。 |