乳幼児食品のコーナーで見かけた伊藤園の『ベビー麦茶』。
着色料、保存料、香料、乳化剤不使用のノンカフェイン(カフェインゼロ)で、生後1ヶ月頃から飲むことができる乳幼児専用の麦茶です。
和光堂、ピジョン、赤ちゃん本舗などのベビー用品メーカーでも乳幼児用の麦茶商品は多く販売されています。
でも、普通のペットボトル麦茶と何がちがうのでしょうか?
ペットボトル麦茶で、着色料、保存料、香料、乳化剤不使用などは普通だし、そもそも麦茶はノンカフェイン飲料です。その点では普通の麦茶と同じ。
ベビー麦茶のパッケージをよく見てみると、このような表示がありました。
『乳児用規格適用食品』
乳児用食品(乳児:1歳未満)は、食品中の放射性物質が一般食品より低い基準値であることが厚生労働省によって定められています。<基準値:一般食品:100 ベクレル/kg。乳児用食品:50 ベクレル/kg>
『乳児用規格適用食品』は、その基準を満たしている食品ということです。
なるほど、これは大切なこと!
この表示は、赤ちゃんでも安心して飲むことができる食品を選ぶときの目安になっているということのようです。
乳児用食品の表示基準に関するQ&A:消費者庁
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin912.pdf
風味や味は、大人でも不足を感じない麦茶
そんな、乳幼児用の伊藤園『ベビー麦茶』。
原材料名は、六条大麦/ビタミンC。で一般的な麦茶と同じ。
飲んでみると、味も風味もしっかりしていて、ちょっとビックリ。
てっきり、麦茶をうす〜くした感じなのかと思ったら、大人でも普通に味わえる麦茶です。
『健康ミネラル麦茶』にも同じ表示が!?
伊藤園の麦茶といえば『健康ミネラル麦茶』。こちらのパッケージも確認してみました。
すると、あれっ?、こちらにも『乳児用規格適用食品』の表示がちゃんとあるじゃないの!
『健康ミネラル麦茶』のHPでもしっかり『乳児用規格適用食品』のことが紹介されていました。ということは、別に『ベビー麦茶』じゃなくてもいい、ということなんですね〜
「乳児用規格適用食品」とは?:伊藤園
https://www.itoen.co.jp/mugicha/nyuji/
でも、せっかくなので、味のちがいを確認。
水色は、明らかに『健康ミネラル麦茶』の方が、濃い茶色。
味も『健康ミネラル麦茶』の方がロースト感がしっかりしていて、少し渋みもあります。色のちがいほど味の濃さにちがいはありませんが、渋みがない『ベビー麦茶』の方が、赤ちゃんには優しい味わいになっているのかもしれませんね。
乳幼児用のお茶を選ぶときは、ノンカフェインであることはもちろん、『乳児用規格食品』の表示も確認して選びましょう。
今日もお茶で愉しい、一日を。