緑茶の一つである抹茶にも『カフェイン』が含まれていますが、どのくらい含まれているかご存知でしょうか?
抹茶ラテ、抹茶スイーツ、抹茶アイス。スタバやコンビニでも抹茶を使った商品をとてもよく見かけます。
カフェインは気になるのでコーヒーは1日1杯、カフェインゼロの穀物系ブレンド茶を飲むようにしているけど、抹茶ラテや抹茶のスイーツのカフェインはとくに気にしていないという方も多いはず。
文部科学省『日本食品標準成分表』によると
『抹茶』も煎茶や紅茶と同じお茶の葉からできているので、カフェインが含まれています。
文部科学省の『日本食品標準成分表』には、抹茶のカフェイン量についてこのように記載されています。
種類<粉末> | カフェイン量(粉末100g当り) |
---|---|
抹茶 | 3.2g/100g |
煎茶 | 2.3g/100g |
抹茶の粉末100gの中には、3.2gのカフェインが含まれているということですね。
100gだとイメージできないので、抹茶1gの粉末に換算、カフェインも【g】ではなく、【mg】の表示にしてみます。
種類<粉末> | カフェイン量(粉末1g当り) |
---|---|
抹茶 | 32mg/1g |
煎茶 | 23mg/1g |
抹茶の粉末1gの中には、32mgのカフェインが含まれていることになります。
抹茶のカフェインはコーヒーと同じ
お湯で抹茶を点てる場合、1杯に使用する抹茶の量を『一保堂茶舗』の点て方で見てみると、
抹茶の点て方 | 抹茶の量 | お湯の量 |
---|---|---|
薄茶 | 2g(小さじ1杯) | 60ml |
濃茶 | 4g(小さじ2杯) | 30ml |
薄茶だと2g、濃茶の場合は4gの抹茶が目安になっています。カフェイン量で計算してみると、抹茶1杯を飲んだときに摂取するカフェイン量は下記になります。
抹茶の点て方 | カフェイン量 | 分量 |
---|---|---|
薄茶 | 64mg | 抹茶2g、お湯60ml |
濃茶 | 128mg | 抹茶4g、お湯30ml |
一般的にお店や、お寺などで出されるお抹茶は『薄茶』なので抹茶1杯を飲むと64mgのカフェインを摂取していることになりますね。
これは、コーヒー1杯(10gの豆で淹れた150ml)のカフェインが60mgなので、抹茶(薄茶)1杯はコーヒー1杯とほぼ同じ程度のカフェイン量です。
ちなみに、ペット緑茶のサントリー伊右衛門の500mlに含まれるカフェイン量は50mg。
抹茶(薄茶)1杯は、ペット緑茶1本より少し多め。
種類 | カフェイン量 | 分量 |
---|---|---|
抹茶(薄茶) | 64mg | 抹茶2g、お湯60ml |
コーヒー | 60mg | 豆10g、150ml |
伊右衛門ペット茶 | 50mg | 500ml |
抹茶ラテの場合、200ml程度なら抹茶(薄茶)のカフェイン量(64mg)と同じ程度です(コーヒー1杯と同じ)。
カフェインレスの抹茶はある?
煎茶は最近、カフェインレス(デカフェ)の商品が色々とでていますが、抹茶ではどうかというと低カフェインのものはありますが、カフェインレス(デカフェ)の商品はないようです。
Amazonなどでもノンカフェイン抹茶、カフェインゼロ抹茶風味と書かれているような商品はありますが、原材料を見ると抹茶は使用されておらす、桑の葉だったり、ほうれん草だったり実際は青汁のようなものばかりです。
ちなにみ、低カフェイン抹茶だと、老舗茶舗の丸久小山園の商品が80%カフェインがカットされている商品があります。
低カフェイン抹茶:丸久小山園
https://www.marukyu-koyamaen.co.jp/motoan-shop/products/detail.php?product_id=183
カフェインの過剰摂取に気をつけながら、抹茶を楽しみましょう。
今日もお茶で素敵な一日を。
文部科学省の『日本食品標準成分表』
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365420.htm