【無農薬有機栽培】のお茶が買える茶園 9選!

時間をかけて水出しするお茶や、茶葉をつかった料理には、できれば無農薬のお茶を使いたい。
でも近くのスーパーなどで簡単に手に入らないものです。無農薬有機栽培のお茶を栽培、製造し購入ができる茶園をご紹介。
どの茶園も長い歳月の試行錯誤と困難を経て無農薬有機栽培のお茶の栽培、製造を実現しています。

1.TEA NAKAMURA 【静岡】

2019年に創業100周年を迎える、静岡県藤枝市のお茶農家「中村家」。自社茶園全てを無農薬・無化学肥料での完全無農薬有機栽培。

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静岡:藤枝
無農薬有機栽培

NAKAMURA TEA LIFE STORE(ナカムラ ティー ライフ ストア)
東京都台東区蔵前4丁目20-4
http://www.tea-nakamura.com/index.html

中村家では1979年から減農薬栽培に取り組み1983年から完全無農薬栽培を開始しました。
そして1989年には自社茶園全てを無農薬・無化学肥料での完全無農薬有機栽培への移行に成功しました。
無農薬栽培に取り組み始めたキッカケは先代社長であり父親の中村秀雄が農薬散布中に体調を崩したことから農薬の危険性を認識したことです。
しかし無農薬栽培は天候による不作の可能性や害虫などによる茶の木の病気を引き起こす可能性が増す為、取り組みを始めてから安定した出荷に至るまでには大変な試行錯誤と数えきれない手間隙が掛かりました。
そしてその当時、周囲の茶園で無農薬栽培に取り組んでいる茶園は無くなかなか理解を得ることが難しく近隣の農家の方からお叱りや不可能だと言われ続けてきました。
しかし長年の取り組みと手間を惜しまない姿勢で今では近隣の茶園の方々にも無農薬栽培が普及しつつあります。
不可能と言われ続けてもひたすら追求し続けた結果分かったことはお茶の栽培適地で良いお茶を作る為には農薬や化学肥料は必要無いと言うことです。

2.無農薬茶の杉本園 【静岡】

平成5年から農薬・化学肥料は一切不使用。 お茶畑、全部が無農薬・無化学肥料。安全安心な深蒸し茶(金谷茶)。家族で営む農園。

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静岡:牧之原台地
無農薬・無化学肥料

静岡県島田市金谷猪土居3769-3
http://ochafarm.com/

杉本園は平成5年から農薬・化学肥料は一切使っていません。
安全は自然の中にありました。を合い言葉にお茶を作っています。
有機栽培をしている人達の中には”畑の一部だけ有機栽培”で行い残りは慣行栽培という人たちもいますが、私達は違います。
お茶畑、全部が無農薬・無化学肥料です。
農薬、化学肥料は必要ない物だと思っています。
有機JASで許可されている農薬さえも使用していません。
土の状態の良い畑では無施肥栽培(無肥料栽培)も行っております。
自然界には害虫も益虫もいません。すべてが必要な存在です。
畑の調和が取れた畑は自然と病気や虫の被害がなくなります。
杉本園では栽培から販売まで全て自ら行っています。荒茶製造、再製、仕上げは杉本園専用工場で行います。
一般的な緑茶が飲めない化学物質過敏症の方でも、家のお茶なら飲めるという方がいらっしゃいます。
みんなが美味しく飲めるように作った安全安心な深蒸し茶(金谷茶)です。

3.有機茶・無肥料自然栽培茶の善光園 【静岡】

全園が無農薬有機栽培になったのが平成8年で、現在無農薬をはじめて18年

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静岡:牧之原台地
無農薬・無化学肥料

静岡県島田市神谷城1544
http://www3.tokai.or.jp/zenkouen/

全国の買えるお店
http://zenkouen.boo.jp/omise/omise.html

無農薬を目指したのが、平成5年の頃でした。
無農薬でお茶を作っている人を知らず、周りからは「農薬をかけずにお茶が出来るわけがない」「経営がなりたたない」
と言われましたが、自分自身が安全なお茶を飲みたい、自然に対して毒を撒きたくないという思いで赤字覚悟で始めました。

でも、最初の3年位は、夏場の病害虫が発生する時期には我慢しきれず1~3回農薬をかけてしまいました。
その間も、「まず土作りだ!」「土が良くなれば茶の木も育つ!」
今まで農薬、化学肥料で土の微生物を減らしてしまったのだから、まず土の中の自然循環を復活させなければと微生物資材を使ったぼかし肥料を作り畑にまきました。

4年目に入り自信もつき夏場も無農薬で過ごし有機栽培に一歩近づきました。
そして無農薬、有機肥料で3年が過ぎ、やっと皆様に無農薬、無化学肥料のお茶をお届けすることができ、直販を始めました。

4.静岡有機茶農家の会「駿河天狗」 【静岡】

4地域の茶園とも全ての茶畑が有機JAS認証を取得。農薬や化学肥料を使わない安心安全な栽培からの一貫生産による自園茶。

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静岡
無農薬・無化学肥料

静岡県静岡市葵区若松町25-11
http://www.surugatengu.com/

オンラインショップ
http://ulalaka.ocnk.net/

農薬や化学肥料を使わない安心安全はもちろんのこと、
私たちは徹底的に品質の良い茶づくりを極め皆様にお茶をお届けいたします。

静岡有機茶農家の会はライバル茶園同士が協力し合い技術を高める全国的にも珍しい会です。国内で初めて有機栽培の技術勉強会をスタートさせた会でもあります。現在では有機栽培歴40年の茶園を中心に4地域4茶園で高品質有機栽培に取り組んでいます。

 

 

5.お茶cha本舗 【福岡・熊本】

69年前に始めた在来種(固定種)での実生栽培。完全無農薬&無化学肥料栽培にして38年、徹底した安全安心のお茶作りのふじさこ茶園(生産地:熊本県球磨郡錦町)のお茶を販売。

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福岡・熊本
無農薬・無化学肥料

福岡県筑紫郡那珂川町中原6-6-35
http://ochachahonpo.com/

当茶園の周囲は700m以上の山々に囲まれている茶園ですが、北西の風に乗ってくる飛散農薬から茶園を守るため、茶園の周囲は「防風林」で保護されています。
周囲の茶園などで使用される農薬や化学肥料など。茶園を守るためには周囲背丈約3m以上の防風林を、茶園の一部の敷地を犠牲にして自然育成。
この北西の風に乗ってくる飛散農薬を最大限防いでいます。
この取り組みをはじめ、すでに30年経過しており、これらの防風林のおかげで残留農薬を排除。今ではこれらの農薬が検出されることはありません。(試験成績証明書あり)

6.屋久島八万寿茶園 【鹿児島】

八万寿の茶畑は、100%無農薬茶園。茶工場を含む茶園全域にわたって有機JAS認定を取得。雨にも土にも農薬が含まれていないのは屋久島ならでは。茶畑は屋久島の杉林を自分たちの手で開墾して作っており、周囲には田畑がなく、農薬が飛んでくる心配も全くありません。

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鹿児島
無農薬有機栽培

鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田532-24
http://www4.synapse.ne.jp/hachimanjyu/

茶木は虫がつきやすいため、一般的な栽培では年に10回から20回、農薬が散布されます。
農薬は土中の生命の流れを遮断し、さらに茶木は根から農薬を吸収してしまいます。
一方、八万寿の茶畑は、100%無農薬茶園です。

農薬不使用へのこだわり 暑い盛りの草取り、園の周りの草刈、蓑虫が発生した場所は冬場に1つ1つ手で取り除きます。
そして、茶畑に飛んできた杉や雑木の枯れ葉取り、山野草をカッターにかけ畝間に敷きこみます。
農薬不使用へのこだわり 雨にも土にも農薬が含まれていないのは屋久島ならでは。

茶畑は屋久島の杉林を自分たちの手で開墾して作っており、周囲には田畑がなく、農薬が飛んでくる心配も全くありません。
南国の陽をいっぱい浴びた、とびっきり元気なお茶は、ピュアな大地に芽吹き、南国の陽をいっぱい浴びて、ぐんぐん育っていくのです。

7.知覧農園 【鹿児島】

H10年に有機栽培をスタート。化学肥料・化学農薬不使用、自家製発酵肥料(ぼかし肥料)を使用。有機JAS認定された茶畑から摘み取った茶葉のみ使用した鹿児島知覧茶100%のお茶のみ扱っています。

鹿児島
有機栽培。化学肥料、化学農薬不使用。

鹿児島県南九州市知覧町郡6219番地3
http://www.chiran-nouen.co.jp/

知覧農園では、JAS認定された有機栽培(オーガニック)茶を専門に茶農家が直接お届けしています。
生産農家が健康で、お客様も安心して飲める安全なお茶作りにこだわり自然と向き合いながら生産しています。
こだわり続けたお茶は、自然の香りを大切にし、後口が良く、お茶が本来持つ旨味を十分に引き出し、質にこだわったお茶作りをしています。
当社の有機栽培茶は農林水産省より有機JAS認定された茶畑から摘み取った茶葉のみ使用しています。鹿児島県南九州市で栽培された有機原料を、知覧町にある有機認定された(有)塗木製茶工場で荒茶製造・加工し厳選された茶葉のみを丁寧に仕上げてお客さまに直接お届けしています。

一番大切にしていることは、肥えた土作り。
健康で肥えた土地の茶畑を自然と共存・共栄しながら環境にも優しい、安心、安全なお茶作りをしています。
今の時代、またこれからの時代も、孫の代も肥えた土地や自然の中で安心で安全な農産物を作れる土地と環境を残したいです。
孫からもじいちゃんが作っていたお茶は安心・安全で美味しいと思ってもらえるような、自慢できるようなそんな茶作りをこれからもしていこうと思っています。

8.播磨園製茶 【京都】

昭和50年頃から有機栽培に取り組む。無農薬・無化学肥料栽培(有機栽培)自社農場約6haを栽培管理し、自社のFA工場にて製茶を行う一貫体制を整え、より安全性を高めております。

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京都
無農薬有機栽培

京都府綴喜郡宇治田原町大字奥山田小字川上152の1
http://www.harimaen.co.jp/

以前は全茶畑を農薬散布するのに丸2日がかりで、年間7~8回散布する一般慣行栽培を行っており、その農薬散布は身体に大きな負担がかかるものでした。
昭和47年・夏に自園の茶畑で現社長(余士行)が農薬散布中に薬害に倒れ、医師に「こんな暑い日中に軽装で農薬散布を続けていては、いずれ肝臓に障害が出ますし、お酒も止めなくては」と言われ、何とか無農薬でお茶の栽培ができないかと考え、無農薬・無化学肥料栽培(有機栽培)へ転換する一大決心をいたしました。
当初は収穫が激減し、後悔したこともありましたが、「生産する自身や家族、また私共のお茶を飲んでいただける人達の健康の為にこの栽培法 を全うする」そのような覚悟をもって、大変厳しいい時期が続きましたが、試行錯誤を重ね徐々に茶の樹も強くなり、収穫も安定するようになりました。

9.有機無農薬栽培の中井製茶場【京都】

宇治茶の約40%を占める京都和束町で350年お茶を生産してきた中井製茶場。1980年より自然環境との共生を目指して有機・無農薬栽培を開始。オーガニック茶栽培の先駆けでもあり、毎年JAS認定を受け、安心で安全なお茶を栽培から加工までの一貫体制です。

京都:和束町
有機無農薬栽培

京都府相楽郡和束町中市場14-1
https://www.umucha.com/docs/landing/

オンラインショップ
https://www.umucha.com/

中井製茶場の信念は、生産者にとって、そして何より「飲んでくださる方々の体と環境にとってよいお茶を作る」こと。
そのきっかけは、中井自身が、体内の残留無農薬に対して大きな不安を抱いたことでした。「このままでは人にとっても社会にとっても、そして未来にとってもよくないのではないか」。
その思いに駆られて初めたオーガニック栽培も、数年間は生産量が三割にまで激減するという困難にぶつかります。軌道に乗ったのは挑戦から7年目のこと。畑や茶木が元気になって生産量が飛躍的にアップ。平成12年には関西銘茶品評会で入賞するなど品質のよさも認められました。

代々受け継いだ自園はお茶栽培に最適の山の斜面。雑木林に囲まれ、隣接する茶畑や農地のない環境も、万全な有機・無農薬栽培を可能にしています。
昔ながらの方法で丹精込めて作る自慢のお茶は、年に1度、有機認定の検査を受け、品質を守るため生産から販売まで一貫体制。加工は茶葉の風味を損なわないよう、近代的な設備を誇る自社工場で熟練の職人の手により行われています。

今日もお茶で素敵な一日を。

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