長居しちゃうよ。台湾茶が抜群!大阪の隠れ茶屋「雅楽茶」に行ってみた。

ABC朝日放送の夕方の番組「キャスト」で紹介された、大阪中崎町の「雅楽茶(がらくちゃ)」。

店長自らが各地を訪れて厳選した、国内ではなかなか味わえない高品質の台湾茶を中心に、紅茶や日本茶、水出しコーヒー、そして手作りおやつでゆっくりとくつろげる隠れ家的なお茶屋さんです! (雅楽茶HP)

ちょっと隠れすぎた「隠れ茶屋」

阪急梅田駅茶屋町口から東に歩いて約10分。戦火を逃れた昭和初期の長屋が残るレトロな街並みが現れる。さすがにこの看板がなければ、ここからは入って行こうと思わない。お店のHPに道案内があったが、それでもこの路地に足を踏み入れるのを躊躇してしまう。この路地を入っていくと、その突き当たりに「雅楽茶」はある。

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民家を改修した、心休まる雰囲気

木造3階建の一軒家で表通りほどのレトロ感はない。入り口には店名の書かれた木製の立て看板があり、引き戸を引いて入ると女性店長さんが出迎えてくる。土間で靴を脱いで玄関框を上がると、手前に椅子席の小部屋、奥に六畳の座敷がある。2階にもグループのお客さんが利用できる部屋があるそうだ。こじんまりとしたお店で、ゆっくり時間を過ごせる、路地裏ならではのくつろぎ空間だ。

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なぜか!? 水琴窟が部屋の中に

日本庭園などで見かける水琴窟。店長さん曰く、
「最初は外に作ろうとしたがスペースが狭すぎて断念したところ、お店を改修してくれた大工さんが部屋内にもできると言ってくれたので、階段下に作ってもらった。今思えば、部屋の中の方が季節を問わずお客さんに楽しんでもらえるので良かった」と。
獅子おどしもどきは機能していないが、白い砂利の下にカメが落とし込まれていて、静かな部屋にしずくの綺麗な音が心地よく響く。

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【「雅楽茶」はノンブレンド台湾茶

店長さんは、年に2、3回は台湾に出向き、個人畑でお茶作りをする小規模なお茶屋さんを訪ねて、お気に入りの茶葉を仕入れてくるそうです。一般に台湾高山茶と言ってもブレンドされているものが多い中、厳選した茶畑の茶葉しか使わない、ノンブレンドのものを提供できるのがこの店の特徴。ノンブレンドは個性的なので好みは分かれるが、台湾茶葉本来の香りや旨みを楽しんで欲しい。という店長さんのこだわりがとってもよく伝わる。スコッチウィスキーでいう「シングルモルト」ということか・・・。

台湾茶の代名詞「烏龍茶」がいろいろ

メニューには、手作りの「豆腐白玉」などを組み合わせたセットメニューと、各種各銘柄のお茶だけの単品メニューがある。台湾茶の代名詞といわれる「青茶<烏龍茶>」には、大禹嶺<ダイウーリン>、梨山<リサン>から東方美人<トウホウビジン>など9種が常備され、紅茶、花茶、緑茶も用意されている。台湾の高山茶でも、希少とされると「大禹嶺」と手作りの豆腐白玉をオーダーした。

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発酵度合いが味や香りの決め手

日本でよく飲まれるお茶を大別すると、緑茶《無発酵》、烏龍茶《半発酵》、紅茶《全発酵》がある。一口に「烏龍茶は半発酵」と言っても銘柄によって発酵の度合いが異なり、簡単にいうと発酵度合いが低い方が甘みが感じられ、高いと香りが増すといわれる。

台湾茶の最高峰「大禹嶺(ダイウーリン)」とは

標高2000m級の高山地区で栽培されてる「大禹嶺(ダイウーリン)」。高山は日照時間が短く霧も深いため、日本でいう「かぶせ」と同様の効果がありアミノ酸が豊富な茶葉になるが、標高が高いところのため、栽培の経費もかかり希少性も高まるため高価になる。
大禹嶺は台湾茶の中でも発酵度が低い、つまり緑茶に近い部類だ。茶葉は日本の緑茶と違い団柔(だんじゅう)というと工程で、茶葉を布に包んで丸め固るため3~5mm程度の丸い形状の茶葉で、軽く発酵もしているため色は濃い茶緑だ。

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「半発酵茶」は日本茶にはない味わい

「おいしいお茶の入れ方」に従って、一度茶洗をしてから1煎目。水色は日本の煎茶と変わらない。発酵されている分さわやかさな芳香。2煎目の方が茶葉が開き、水色も味も濃いめに出る。思った以上にしっかりした甘味を感じ、後味はすっきり。少し冷えると苦味が増してくるのも楽しめる。

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あたたかい黒糖しょうがのたれがかかった「豆腐白玉」は、あまり甘過ぎず黒糖の苦味がとてもお茶と合う。

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自分好みのお茶を発見できるかも・・・。

茶葉によっても異なりますが、5〜6煎は頂けます。必ずしも1煎目がベストとは言えず、それぞれの変化の中に自分の好みが発見できる楽しみもあります。2〜3人で飲み比べると楽しみ方も2倍、3倍です。

気軽にお話しでき、お茶のことを丁寧に教えてくれる店長さんです。大阪中崎町の路地裏「雅楽茶」を見つけて、台湾茶に挑戦してみてはいかがですか。2時間も長居してしまった・・・。

雅楽茶
http://garakucha.jp

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