幻のお茶!高知の乳酸発酵「碁石茶」飲んでみた。

高知の山間部、大豊(おおとよ)町に古くから伝わる「碁石(ごいし)茶」は、400年以上の歴史をもつ伝統製法によってつくられる、日本でも数少ない「後発酵茶」の一つです。

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植物性乳酸菌がたっぷり「後発酵茶」

後発酵茶」といってもあまり聞き慣れないですが、紅茶や烏龍茶などの茶葉のもつ酵素で酸化発酵する「発酵茶」や「半発酵茶」とは異なり、乳酸菌や麹菌などの微生物によって発酵させたお茶で、中国のプーアル茶に代表されるお茶の分類で「黒茶」ともいわれます。

「機能性食品」として今注目!

国内の後発酵茶には、徳島の「阿波番茶」、愛媛の「石鎚黒茶」、富山の「ばたばた茶」などがありますが、それぞれ独自の製法と伝統を持ち、発酵に使われる乳酸菌や麹菌も異なります。製造者の高齢化による後継者不足のために衰退の一途を辿っていましたが、近年、「後発酵茶」には身体の調子を整えたり、病気予防や老化防止の助けとなる成分が含まれる食品(機能性食品)としての一面が注目され、この「幻のお茶」たちを継承していこうという動きが強くなっています。

関連記事:本当の発酵茶はこれ!徳島の乳酸発酵 「阿波番茶」飲んでみた。

「碁石茶」だけが、地域食品ブランド「本場の本物」に認定

農水省の外郭団体、財団法人食品産業センターの地域食品ブランド表示基準制度に基づく表示で、国内の「後発酵茶」では「碁石茶」だけが認定されています。
緑茶では、「足柄茶」「伊勢本かぶせ茶」「焙炉式八女茶」「深蒸し掛川茶」などがあり、その地域で選ばれた食品だけがつけられる勲章といえます。

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「本場の本物」とは
その土地土地において伝統的に培われた「本場」の製法で、地域特有の食材などの厳選原料を用いて「本物」の味をつくり続ける。そんな製造者の「原料」と「製法」へのこだわりの証となるのが、地域食品ブランドの表示基準「本場の本物」です。
(財団法人食品産業センター「本場の本物」とは)

生きたまま腸まで届きやすい「植物性乳酸菌」がたっぷり!

夏場に摘採した葉を蒸した後、「むしろ」の上に広げてカビ付けを行い一次発酵させます。
その後、桶に積めて漬物と同じ要領で重石をのせ乳酸菌で二次発酵させた後、3cm角程度に切り、天日干しして完成です。

裁断された茶葉が黒い碁石のように見えることが、名前の由来のようです。2段階の微生物発酵で、60日間の手間と時間をかけて出来上がる「碁石茶」には中国のプーアル茶の20倍以上ともいわれる植物性乳酸菌が含まれます。

冷たくすれば、酸味はほとんどなくなります!

パッケージをあけると、最初にドライプルーンとかレーズンのような酸味を感じる香りがほんのりとします。中には3cm角程度にカットされた黒茶色の茶葉の塊が、7つ入っていました。思ったほど固くなく、丁寧に持たないとぼろぼろ崩れるほど・・・。

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1片を急須に入れて、350ml(湯のみ2杯分)の熱湯で5分間蒸してみました。
水色はすこし黄色の強い茶褐色。飲んでしばらくすると、手足が温かくなったような、気のせいかな・・・。
プーアル茶にとてもよく似た味で、同じ「後発酵茶」の徳島「阿波番茶」とはほとんど違いない香りと酸味ですが、若干苦味にクセがあります。
人にもよりますが、大人が飲むにはそれほど抵抗を感じないですが、酸味や苦味が気になるようでしたら少し冷ますか、冷たくひやせばお子様でも飲みやすくなりますよ・・・!

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日本の「後発酵茶」はその成分が解明されていないところが多いようですが、高脂血症や動脈硬化の抑制効果などにも期待できる部分があるそうです。
幻のお茶」その成分には未知の効能があるのかもしれないですね・・・。

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大豊町碁石茶共同組合
http://514.or.jp/

財団法人食品産業センター<本場の本物>
http://www.shokusan.or.jp/honbamon/

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