おばあちゃんの知恵。お茶(緑茶)で簡単【消臭・殺菌】

梅雨も近づき、ジメジメする季節になってきました。ふだんは感じることのない家の中の匂いも、なんだか気になりだしませんか?
匂いだけでなく、いろんな細菌や雑菌も繁殖しやすい季節です。

そんな時にも、科学的な検証とかに頼らず、身を持って体験した効能など昔から伝えられる、おばあちゃんの知恵が役に立ちます。
生魚の生臭さは茶がらを使うとさっぱりするなど、気になる匂いや繁殖菌を、お茶エキスが安心・安全な自然の力で解決してくれます。

お茶に含まれるポリフェノール(カテキン類、フラボノイド類)には、匂い自体を取り除いてくれる効果(つまりニオイを打ち消すというよりニオイの元を断ってくれる効果)のほかに、殺菌力が高く雑菌の増殖も抑えるので悪臭予防にもなります。

消臭は乾燥した茶殻で

飲み終わった茶殻をまず乾燥させます。
水をよく切ってから、ざるや新聞紙に広げて天日干しします。雨の日や時間を短縮させるには、フライパンで炒めるとあっという間です。

茶殻には多くのたんぱく質を含んでいるため、きちんと乾燥させないと逆にカビの原因になるので、注意したいところです。

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乾燥した茶殻を、市販のお茶パックや出汁パックに包んで、気になる場所に置くだけです。玄関やトイレ、下駄箱、くつの中には直接入れると効果的です。

人目につくところには、綺麗な布や麻地の袋に入れておけば、おしゃれなインテリアにもなります。空気を通しやすいモノに入れておくことがポイントです。

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殺菌は湿ったままの茶殻で

湿気が増え、暑くなってきたこの時期はキッチンまわりを清潔にしておかないと、食中毒も心配ですよね。

飲み終わった湿った茶殻でまな板をこすれば、いやなにおいを消してくれるだけでなく、天然の抗菌効果があります。ステンレスシンクや水垢で白くなった水栓の蛇口も、お茶パックに入れた茶殻で磨くとピカピカです。

最近では冷蔵庫の除菌・消臭機能も優れているのであまり気になることはないですが、冷蔵庫にも湿ったままの茶殻を入れることで、効果を発揮してくれます。

キッチンで一番気になるにおいは、なんと言っても魚焼きグリル。
これの解決策としては、グリルの受け皿に茶殻を敷いて魚を焼くと、落ちた油を吸収してくれるので、匂いも残らず焦げた油もこびりつくきせん。アルミホイルを敷いて使えばさらに片付けも簡単です。

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いろんな消臭剤・除菌剤も市販されていますが、昔ながらの生活の知恵を生かした健康でからだにやさしい、ライフスタイルもいいですよね。

今日もお茶で素敵な一日を。

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