【小寒:しょうかん】季節の生菓子とお茶を愉しむ。

日本には、春夏秋冬と移り変わる四季がはっきりしています。
四季に合わせて、自然の美しい景色の移り変わり、そして行事や食もそれぞれの旬を楽しめます。

そして、お茶のお供の和菓子にも四季それぞれの和菓子があります。日本独特の二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて、その時期の生菓子を紹介してみたいと思います。

二十四節気(にじゅうしせっき)第一弾は、小寒(しょうかん)から。

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小寒(しょうかん)

小寒の時期は1月5日〜19日頃
この日を「寒の入り」といい、池や川の氷も厚みを増し、さらに寒さが厳しくなる頃です。これから節分までの期間が「寒の内」といわれ、寒中見舞いを出す時期ともされています。

この時期には、一連の正月行事の締めの『七草がゆ』を食べる習慣もあります。
1年間の無病息災への祈りを込めて、1月7日春の七草【芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、鈴菜(すずな)、清白(すずしろ)】の入ったお粥を食べます。年末年始で疲れた胃腸を休めるにもちょうどいいですね。

余談ですが、学生の頃、短歌の5・7・5・7・7のリズムに合わせて「せり・なずな(5)/ごぎょう・はこべら(7)/ほとけのざ(5)/すずな・すずしろ(7)/春のななくさ(7)」と覚えていたのを思い出しました。節がついていると忘れないものですね。

此の花(このはな):1月の和菓子:

お正月にいただく伝統的な和菓子といえば『花びら餅』。こちらは裏千家の茶菓子としても用いられるほど。煮ごぼうが入った白みそあんをお餅で包んだ上品な味わいの生菓子です。

お正月のお茶!新春の茶行事『初釜』と生菓子『花びら餅』

2018.01.03

そして、花びら餅以外でも、この季節、梅の花に見立てた生菓子(名称はそれぞれ)も多くの和菓子屋さんで見かけます。

で、今回の生菓子は、塩瀬総本家さんの『此の花(このはな)』。
お店のお品書きをそのまま引用させてもらうと、
”梅の花の別名で紅梅、白梅を一つにしました。おめでたいお菓子”だそうです。

厳しい寒さの中で咲く梅の花、紅梅・白梅をひとつに表現した紅白の色合いと、お正月のめでたい紅白と合わさって、1月の和菓子にはぴったりな装いです。
きんとん製でつぶあん入り。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは

二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもの。
1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、24等分にしたものに季節を表す名前がつけられています。二十四節気の起点は「立春」、その後、立夏、立秋、立冬と暦の上での春夏秋冬を分割する「四立」、夏至と冬至の「二至」、春分と秋分の「二分」を加えた「八節」は、現在で季節の節目を示す言葉として使われています。
二十四節気の名称は、ほぼ、中国で考案された当時のもので、日本よりも寒冷で大陸的な気候を反映しているため、日本の気候とは多少のずれがあります。

今日もお茶で愉しい、一日を。

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