【穀雨:こくう】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。<4/20〜5/5>

2023年の穀雨(こくう)の時期は4月20日(木)〜5月5日(金)

二十四節気(にじゅうしせっき)、春季の最後の節気、穀雨(こくう)
穀雨は、春の雨がたくさんの穀物を潤すという意味で、この時期に降る雨は「百穀春雨」といわれています。雨で湿った田畑は穀物の種まきに適しているとされ、昔から「穀雨」を田植えの準備の目安とされていたそうです。

「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りなくなる」といわれているように、冬と完全に別れ、変わりやすい春の天気もこの頃から安定しはじめます。

八十八夜

夏も近づく八十八夜♪の茶摘みの歌で知られる”八十八夜”は、穀雨が終わる頃に迎えます。立春から数えて88日目の夜のことで、今年は5月2日。

八十八夜を過ぎれば晩霜も終りになることから、種まきや茶摘みなど農作業を始めるに当たって、農家の人々にとって大事な指標だったようです。また、末広がりの「八」が二つあることから、縁起がいい日とされ、初摘みの新茶を飲むと一年を災いなく過ごせるといいます。

お茶摘みの【八十八夜】2022年は何月何日? <5月2日(月)>

2021年4月27日

都の春:4月の和菓子

穀雨の生菓子は、「京菓匠 七條甘春堂」さんの『都の春』。

「都の春」とは、京都の春を表現した伝統的なお菓子。一般的には、柳を表現した柳色と桜を表現した桜色の二色が多いのですが、色合いから暖かい春の風景を感じさせてくれる和菓子です。

こちらの生菓子は、桜、菜の花、そして鮮やかな若葉と、春の暖かな風景をピンク・黄色・グリーンの色合いで表現されています。
春色の練り切もこしあんもとても上品!なめらかな味わいです。
煉り切製でこしあん入り。

二十四節気(にじゅうしせっき)とは

二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもの。1年を24等分にし、それぞれに季節を表す名前がつけられています。二十四節気の起点となる立春と、立夏、立秋、立冬の「四立」、夏至と冬至の「二至」、春分と秋分の「二分」を加えた「八節」は、現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

日本には、春夏秋冬と移り変わる四季がはっきりしています。
四季に合わせて、自然の美しい景色の移り変わり、そして行事や食もそれぞれの旬を楽しめます。
そして、お茶のお供の和菓子にも四季それぞれの和菓子があります。日本独特の二十四節気(にじゅうしせっき)に合わせて、その時期の生菓子を紹介します。
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変わりやすい春の天気も安定していくように、夏に向けて活動モードへのギアチェンジを少しずつ準備していきたいですね。

今日もお茶で愉しい、一日を。

【立夏:りっか】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。<5/6〜5/20>

2019年5月6日

【清明:せいめい】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。<4/5〜4/19>

2020年4月4日

【二十四節気(にじゅうしせっき)】季節の生菓子(和菓子)とお茶を愉しむ。

2019年1月3日
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